「春の喜び」───それを知るのは、
「冬の辛さ」を知る人だけです
人生も同じです
スイスの哲学者ヒルティは言いました
「喜びとはなんであるかを知る者は、
元来、多くの苦しみを忍んできた人々のみに
かぎられます。自余(その他)の人々は、真の喜びとは
似ても似つかぬ単なる快楽を経験しているにすぎないのです」
苦労していない人に、「本当の喜び」は分からない───
その通りです
あらゆる困難を悠々と乗り切っていく、
そこに人生の幸福はあります
世間には、苦労しないで、上手く泳いでいる人がいます
楽して得をしよう、偉くなろうと
しかし、その結末が幸福かどうか
虚飾はいつか剥げるものです
見栄は、いつか行き詰るものです
自然の世界では、冬は必ず春となります
人間の世界がそうなるには何が必要か
貫くこと、持続すること、どんな困難があろうと、
貫いていくことです
知性が眠りに落ちそうな時、
またけだるい気分に負けそうな時、
その時こそ、「貫け!」
あなたが、虚しさやけだるさに「縛られている」と感じたら、
その時こそ、「貫け!」
組織のこと、仕事のこと、人間関係のこと───
当然、悩みや、行き詰まりはあるでしょう
その時こそ、「貫け!」
前進を貫いて、自分で自分を勝利させる以外に
道はないのですから