今、子供達は、よく「自分の居場所がどこにもない」
と言います
自分を、そのまま丸ごと受け入れてくれる場所がない、と
それは、家庭さえもが「優秀かどうか」という
学校や企業の価値観で「子供を査定する」場所に
なってしまったからかもしれません
親の期待に応えようと頑張っても、
頑張れば頑張るほど「もっと、もっと」
と期待は強くなってきます
しかも「何のため」と問うと「おまえ自身の将来のため」
と言われます
「おまえを愛しているから、うるさく言うのだ」と
それでなおさら、「愛情と期待に応えられない自分」を
「駄目な人間だ」と罵り、絶望してしまう
その内攻したエネルギーが出口を求めて、
子供達を苦しめているのではないでしょうか
「勉強しなさい」と言うしか愛情の表現ができない
大人の貧しい人生観
それが子供達を荒れさせている元凶かもしれません
まず、ありのままの子供の姿を受け入れ、認め、
抱きとめてあげることではないでしょうか
そうしてこそ、子供は自分で自分が好きになれる
自分を好きな子供は、自分で自分をはぐくめる
子供自身が「何のため」を考えながら、
「多くの人達のために!」と自分で動機づけができれば、
こんな強いものはありません
親が模範を示せば、なおさらです