「朝、元気に電話で話していた友人が・・・」
岩手の津波被災地で、
長い歴史を有する建設会社の代表に話を聞きました
「あの日」のことを思うと、
今も言葉が詰まるといいます
友人、仕事仲間、取引先の多くの人が亡くなったのです
彼は、身近な人達の死に「なぜ、俺が生き残ったのか」
と悩み続けた末に、「ならば自分の『死にざま』を
問い続けていこう」と思ったそうです
人を支え、地域を支えて、悔い無く人生を
終わらせたいと思ったといいます
命に限りがあることを皆、
知識としては知っています
しかし、それを、身近な人、
まして自分に引き当てて考えることを、
人は避けたがります
この一点を真剣に考えた時、
見えてくるものがあります
裕福な暮らしなどの「蔵の財」、
肩書や名誉などの「身の財」に代わって、
「心の財」の光が増してくるのです