今、田園回帰が注目されています
田園回帰を強めたきっかけの一つが、
先の中越地震の際の経験を一つのモデルとした
「地域おこし協力隊」です
都市部から農山漁村部に住民票を移して
地域のサポートをするかわりに、
年間200万円を上限に収入も得られる制度で、
昨年末時点で1500人に達し、
どんどん増えています
注目すべきは、協力隊経験者のうち6割が、
その後も定住し、一部の人達は
現地で起業しているということです
さらに、3・11「東日本大震災」以降、
多くの人々がライフスタイルや生き方を
見直し始めたことが大きいと思います
近年、「若者が海外に行かない」
と内向き志向を指摘する傾向がありますが、
そうではありません
今の若者にとっては、「農山村の空洞化」
という状況を目の当たりにして、
むしろ足元の国内の農村にこそ、
何か挑戦し、貢献できることがあるという考え方が
広がっているのではないでしょうか
そういった意味でも地域再生の可能性は
非常に高まっていると考えています