世界記憶遺産は、世界遺産、
世界無形文化遺産とともに、
ユネスコの三大遺産事業の一つ
私達の「今」があるのは、
「過去」の積み重ねがあってこそ
人類の不断の努力の上に成り立っています
世界記憶遺産は、その記憶を長くとどめるための
取り組みです
我が家の”記憶”を残すため、この夏、
帰郷した友人が両親に聞き取りをしたそうです
両親は高齢
祖父・祖母は既にいません
家のルーツ、戦中・戦後の子供時代、
3度の大病を乗り越えた体験・・・
これまで知らなかった事実を知り、
痛感したといいます
「今の自分が存在する意味が、
あらためて明快になった。
この記憶を次の世代に繋げたい」
”一人の老人の死は、一つの図書館が
燃え尽きるのに等しい”という諺があります
「時」が持つ、全てを消し去る力にあらがうには、
伝え残そうとする人間の不断の努力がいります
人類の歴史も、家族の歴史も