「一むらの 竹の春ある 山家かな」(高浜虚子)
「竹の春」は秋の季語
春は、地中のタケノコに栄養を送るため、
竹の葉は黄色く染まります
竹にとっては今の秋の季節が、
緑の色を濃くしていく「春」にあたります
植物の中で、竹は最も速く成長するといわれます
細く、頼りないと思っていた竹が、
少し見ぬ間に伸びている様子には驚かされます
人生にも、竹のように一挙に飛躍する「時」があります
例えば、人前に出ること自体、
一大決心を必要とする人がいます
しかし、「勇気」の一歩から、
人生が変わっていくのです
少しずつ”自分を変えたい”という思いが
芽生えるのです
自身が”飛躍”し、急成長する姿を見て、
周りの人々も急成長していくものです
勇気は、人生の壁を打ち破ります
勇気は伝染します
そして、その勇気を育む栄養が、
仲間のたゆみない励ましなのです