人間は、ふとした時に、想像力、共感力が
湧き上がることがあります
ある父親は、守るもの、
教えるものとばかり思っていた息子の気持ちを知り、
教えられる体験をしたといいます
息子は、運動会を目指して練習に励んでいました
幼い頃、事故に遭い、足に障がいがありましたが、
家族や友達に励まされて育ったからでしょう、
境遇を”頑張れない理由”にしない、
真っ直ぐな少年になったのです
運動会当日、普段は仕事で忙しい父親も見に行きました
徒競走に出場した息子は、
懸命に走りましたが最下位でした
賞品のノートを受け取ると、
誇らしげに父に贈ったそうです
涙で目を潤ませた父
実はそれまで、息子の晴れ姿に
”出来ない言い訳ばかり並べていたが、
本当は「自分自身」から逃げていた”
と気付いたのです
子らとの関わりが、大人が新たな自身を
発見する好機になることもあるのです