大人の我々は日々、仕事や家事と、
時間に追われていると思います
すると、大切だと分かっていても、
気付かぬうちに忘れてしまうものがあります
例えば「優しさ」
「何時までにこれを終わらせないといけない」
と焦っていたり、追い込まれていくことが続くと、
もともと持っている優しい気持ちも、
いつの間にか、”心の端っこ”に
追いやられていってしまうと思うんです
絵本はこういう場面に効果を発揮します
絵本を読むことで、端っこにあった優しい気持ちを、
元の場所に戻してくれます
”そうだった”と気付かせてくれるんです
私達は今いる時代や環境のルールに
のっとって生きています
それはそれで大事なことですが、
そもするとそのルールに縛られ過ぎて、
自由な発想や選択がしにくくなってしまいます
絵本にはそんな常識やルールを
バッと取っ払ってしまう楽しさがあります
絵本を読むと、4歳から6歳の頃の感覚が
呼び起される気がします
あの頃の年代って、とてつもなく面白くて
研ぎ澄まされた感性を持っているんです
はやりすたれがなくて、面白いものを
素直に面白いと感じられる
そんな”子供の部分”を、いくつになっても
持ち続ける大人は、「上品な大人」だと思います