誰もが、かつては宇宙の星でした
生命の体をつくる原子は、
星々が生と死を繰り返すなかで生まれたもの
事実として全ての生命は「星の子」であり
宇宙は大いなる「母」です
生命が生まれ、還っていく「母なる宇宙」
そこに思いを巡らせるとき、
人は命の尊さと絶対的な平等を体感してきたはずです
この数世紀、都市が発展して夜空に人工灯が溢れ、
星々の影が薄くなっていったことと、
”死を忘れた”生命軽視の風潮が
地球を覆っていることは、
決して偶然の一致ではないように思われます
今こそ取り戻すべきは、
「星空を見上げる文化」ではないでしょうか
大宇宙には生命を宿した星が
無数にあるはずですが、
いまだに、私達が交信できた文明はありません
「地球人よ、戦争と環境破壊で
文明を終わらせてしまうのか。
それとも宇宙の模範となって栄ゆくのか」
見上げる星々は、
そう語り掛けているように思えてならないのです