私と交流のある吹奏楽団がかつて、
コンサートの持ち方に悩んだことがあります
回数を増やして、少しでも多くの人に演奏を届けるか、
質を保つために、回数を減らすか───
その時、立ち返ったのは原点でした
「虚栄や、技術や、才能を超越して、
清純にして、怒涛をも打ちくだく情熱と、
ほとばしる音律こそ、大衆の心を打たずにはおかない」
”何のため”を深く自覚した団員は、
今や名実ともに「日本一」の楽団を築きました
強い根があって大木が立ちます
美しい建物も、確固とした土台に支えられます
人間も同じです
原点、根、土台を持つ人は、
自在に成長していけるものなのです