”優しさ”と”気の弱さ”は、
一つの性分の現れ方の違いといえるでしょう
性分が”優しさ”として生かされれば長所となるし、
”気の弱さ”となって現れれば短所となってしまいます
そして、性分が常に短所となって作用すれば、
それが不幸の原因にもなります
人間の性分自体は変わりませんが、
性分を良い方向に生かしていくことができます
すぐにカッとなる人というのは、
情熱的で、正義感が強い人が多いです
日々、自身を鍛錬すれば、
つまらないことでカッとなるのではなく、
悪や不正を許さない正義の人になります
また、誰かの言いなりになってしまう人というのは、
優しさや人と調和する力があります
その長所の部分が引き出されていくのです
それには、具体的にどうしていけばよいのか───
これが大事です
例えば、誰にでも、”不幸は人のせいだと考えてしまう”
”堪え性がない””人の意見を聞かない”等々、
それぞれ欠点があります
それは自身の成長や幸福を妨げる一凶となります
ところが、人間は、言われなければ、
なかなかこの一凶に気付かない
だから、それを厳しく指摘し、切磋琢磨してくれる、
先輩や友人をもつことが必要になります
この自分の一凶と戦い、転換していくことです
使命に生きようと心を定め、
自身を鍛え抜くなかに、宿命の転換もあるのです