うっとうしい雨が続いていますね
しかし、大地を潤し、実りをもたらす雨は
喜びの源でもあるのです
甘雨、慈雨、瑞雨・・・・・・
辞書には「喜雨」という言葉もあります
ダビンチはこんな寓話を書きました
───水は海にいるうち、
ふと大気へ昇りたくなった。
火に誘われ水蒸気となって空高く昇り、
薄く冷たい空気の間に到着する。
だが、そこで火に見捨てられる。
縮み上がって一塊になり、天から墜落する。
乾燥した土に飲まれ、
高慢にも天に昇りたいと思った己の罪を悔いた───
科学者であり哲学者であった
天才ダビンチにかかると、雨は分析の対象にも、
物語の題材にもなります
同じ現象や風景も、人によって見え方は異なり、
何を学び、導き出すかは違ってきます
どんなことからも、人は学び、
価値を創造することができるのです
そうと知れば、雨も楽しく、
人生は刺激に満ちた劇場へと変わります