本というのは、一ページ一ページが
積み重なっていますよね
これと同じで、知識や教養というものは、
少しずつ積み重なり、やがて心に奥行きと厚みが
出るように思います
私達は、普段、いろんなことを考えていますが、
それは「言葉」で考えているわけです
物事を論理的に考えたり、
体系立てて考えたりする場合、
私はまず言葉を使います
言葉が映像やコミックを導き出す
そして、心を記憶し、人に伝えるために
最後に残るのは、やはり言葉であり文字です
世界は言葉で成り立っている
言葉を持った人類の大発明が活字です
言葉は世界を変えられる
私は、「活字の力」というものを信じています
その一方、デジタル化の波がすっかり浸透した時、
かつてない大きな変化が起きるだろうとも思っています
紙の本がなくなることはないと確信していますが、
いずれにせよ、あと10年が勝負ですね
ただ、媒体を問わず、何かを発信したいという「力」、
何かを知りたいという人間の「欲求」は変わらない、
そう思っています