大災害や大事故・事件などが心の傷となって起こる、
様々な障害に「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」
があります
一方、近年の精神医学・心理学では
「PTG(心的外傷後成長)」が注目されています
PTSDと反対に、自身の存立基盤を
揺るがすような経験が、
人に大きな成長をもたらすことがあります
東日本大震災で触れ合った、
多くの人々の顏が浮かんできました
身近な人々の死や、ふるさとの喪失に直面しながら、
それでも心の中に希望を創り出し、
前へ歩き始めた人々の強さ、気高さです
痛切な悲しみから立ち上がり、
「成長」へ向かうための手助け
その大事な一つが「話すこと」です
ただし、それを無理強いするのは逆効果
話せそうな心の用意、相手、状況、
場などが必要です
折に触れては、訪ねる
悩んでいると聞けば、飛んで行って話を聞く
日常にある自然な”励ましの文化”が
いかに大災害から立ち上がる力となるかを、
あらためて思います