アメリカのニューヨーク
文化や経済など、しばしば最先端の潮流が起きる
この巨大都市で、注目すべき動きが見えています
本や雑貨は、インターネットで購入、
音楽はダウンロードするという動きが
10年ほど前から始まりました
街の書店、レコード店(CDショップ)が
次々と閉店を余儀なくされました
しかし、今、その逆の動きが著しい
小さなレコード店、書店が、
次々と開店し出したのです
その多くに共通した特徴があります
売り場の中に、近隣の人達が本を読んだり、
音楽を聴いたりしながら、コーヒーを飲んで、
自由に語り合うスペースが設けられています
コミュニケーション、
地域の人との繋がりの「拠点」として、
店を利用してもらおうというのです
アメリカのシアトルというと、
世界中で展開するコーヒーチェーンが有名
そのシアトルでも、数年ほど前から、
同じような変化の動きがあると聞きました
チェーン展開する店ではなく、
小さな店を地域住民の居場所にして、
顔なじみの人達に、
丁寧にコーヒーを入れるスタイルが流行しています
ゆっくりとコーヒーを味わいながら、
本を開き、音楽を聴く
そして、人との繋がりを慈しむ
「心の幸福」に重きを置く───
そんな時代が始まりつつある予感がします