食べる時の「いただきます」や、
食べ終わっての「ごちそうさま」の言葉
マナーとして、礼儀正しく食べるために
発するものだと思っている人が多いかもしれません
しかし、この言葉こそ、
和食文化の特徴を端的に示しています
それは、料理をつくってくれた人はもちろん、
食材を用意してくれた人、運んでくれた人、
そして、自然そのものへの感謝を意味するからです
命を支えてくれる恵みに感謝することが、
「いただきます」「ごちそうさま」
に込められた和食の心に繋がるといえるでしょう
近年、食育の現場では、
「何を」「どれだけ」食べるかだけでなく、
「誰と」「どのように」食べるかが
重視されています
できることなら「孤食」は避けたいですが、
とはいえ、様々な理由から
1人で食べるケースもあるでしょう
単なる栄養摂取のための食事ではなく、
心身ともに健康な生活を送るためにも、
豊かなコミュニケーションに彩られた、
心地良い食卓を囲んでいきたいですね