思い込みや印象が、いつしか事実のように
定着してしまう例は多いです
18世紀のフランス革命
断頭台の露と消えたルイ16世は
決して暗愚の王ではありませんでしたし、
マリー・アントワネットも
浪費専門の王妃だったわけではありません
ふと、ナポレオンの言葉を思い起こしました
見ず知らずの人が
自分に熱狂する姿を見て語ったといいます
「あの連中は余を知りもしなければ、
一度だって余を見たことすらない。
ただ彼等は余の噂を聞いていただけだ」
「こういった不思議なことは何処の国にも、
何時の時代にも、男の中でも女の中でも
繰返されるのだ!」
人にはいろいろな「顔」があります
一時の、一つの「顔」だけを見て、
相手を判断できません
直接、会って話さなければ、
相手の本当のことは分からないのです
励ましの絆を広げる婦人の言葉
「足を運んだ分だけ相手も心を開いてくれる。
やはり、顔を出さないとダメね」
さりげないですが、真実を突いていました
「一人対多数」の関係では分かり合えません
「一人」と心を通わせるには、
「一対一」の対話に徹することです