「患者さんに同情はしません」
腕が立つと評判の医師の口から、
意外な言葉を耳にしました
続けて彼は言いました
「僕は一緒に闘います」
患者が苦しむ表情に、当然、心は痛みます
しかし”何としても元気になってほしい”と願うからこそ、
最善の治療に全力を挙げるといいます
「同情」程度の中途半端な気持ちではなく、
同じ関わるなら、本当に相手のためになるよう、
力を尽くすことです
私が中学生の時に、目標を発表する機会がありました
「自信はないんですけど・・・・・・」との言葉に、
すかさず、おばあちゃんに呼び掛けられました
「真っ直ぐ生きれば、あなたは何だってできる!
自信満々でいこう!」
真剣かつ愛情こもる一言に発奮したことを
思い出されます
あの日の、おばあちゃんの迫力、、慈愛が、
今の私の背中を押し続けてくれています
あの時の私の一言は、謙遜だったかもしれません
それでもおばあちゃんは、
言葉の奥に潜む弱気の心を見抜き、
あえて直言したのだろうと思います
人との語らいに配慮は大切
しかし、安易に相手と話を合わせるだけでは、
新たな価値は生まれません
真剣に願う心は、必ず相手に通じます
真剣勝負の励ましに、今日も歩きましょう