「さとり世代」───堅実で高望みをしない、
現代の若者世代の気質を表した言葉です
昨今の新語・流行語大賞にも選出されました
彼らはネット検索などで、
欲しい情報だけを手に入れます
出世は望まない
若く経験は少ないのに、
現実を「さとった」かのように振る舞う
さとり世代は性格が優しく、
人を裏切ろう、蹴落とそうという人は
少なくなっています
一方、彼らには「無駄」が足りないようにも感じます
苦労は、その時は無駄のようですが、
後になれば、それがあっての自分だと
感じられるものです
その時にこそ本当の喜びが得られるはずです
「さとった風」ではなく、
積極的に真の喜びをつかむ人生を
送って欲しいと思います
成熟した社会では、あえて求めなければ
冒険にも挫折にも出合わないかもしれません
”鍛錬なき時代”ともいえますが、
それでは”真の喜び”は得られません
逆に今は「苦労」を
買って出なければならないでしょう
苦労するからこそ、人生の醍醐味を味わえます
「苦労こそ宝」「苦労こそ喜び」です
情報技術の利便性はますます向上していますが、
それが自らの成長に繋がるとは限りません
仲間と切磋琢磨し、語り合い、励まし合う意義は、
今の時代だからこそ大きいのです