幸せについて考えさせられる話があります
フランスの哲学者ディドロのエッセーにちなんだ
「ディドロ効果」
一つ高価な物を所有すると、
それに見合う高価な物を揃えたがる
消費行動のことです
ディドロは、ある日、
友人から見事な緋色のガウンを貰いました
歓喜もつかの間、
ガウンを着て過ごす書斎が気になりだし、
身なりに見合う新しい品を
一つ一つ揃えた結果、
かえって居心地が悪くなったのです
最後はガウンを貰ったことを
後悔したといいます
物欲などの「相対的幸福」は際限がなく、
追い求めても、何が「幸せ」なのか
分からなくなります
一方、極限の「いのち」への感謝は、
自らが輝き、周りを照らします
その生き方を貫く人は「幸せ」なのです