日本でも今、あちこちで読書会が催されています
他人の感想や意見を聞くと、
同じストーリーや字面を追っても、
こうも受け取り方や感じ方が
違うものかと驚きます
反対に、自分とは全く違う性格の人が、
自分と全く同じことを感じ、
考えていることを知って驚きます
単なるお喋りの場と違い
”共通のテキストがある”ことが、
会話に深みをもたらすのです
本の内容に照らし、自分を見つめ直す
他人の新たな側面にも気付く
だからこそ、啓発と発見の場となるのです
どんなにデジタル化が進んでも、
人と人との温もりが感じられる関係は求められます
車座で語り合ったり学び合ったり───
こうした潤いのある場が今、必要なんです
たった一冊の本を”分かち合う”ことから、
人と人は、深く結び付くことができるのです
そうした関係は、人間の内面に迫り、
多大な影響を及ぼします
相手に対しても、本を選ぶ際にも、
節度と配慮が求められるのです
人は”惜しみなく”他者と関わることによって、
自他共に豊かな生を享受できるのです