”私は、グラス半分の水を見て
「半分しか」ではなく「半分も」入っていると考える”
W杯という大一番に臨むチーム状態を聞かれて、
サッカー日本代表のザッケローニ監督が答えました
同じ現実を見ても、
悲観主義者には、挑戦から退く口実となり、
楽観主義者には、挑戦の動機付けとなります
”コップの水”は、その例えとして用いられます
絵本にも、コップにまつわる似た話があります
『ちょっとだけ』という絵本の主人公は、
小さな女の子
ママは赤ん坊の世話で忙しく、
彼女は何でも一人でします
パジャマに着替えたり、髪の毛を結んだり
いろいろやってみて、ちょっとだけ上手くいく
そんな彼女が牛乳をこぼしながら、
ちょっとだけコップに注ぐことができました
3歳の男の子がこの話を聞いて
「うわぁ、すごいね」と喜びました
母親はハッとした
”私なら息子を怒っていたかもしれない。
コップに入れられた牛乳には目を止めずに”
失敗の中に、少しずつ成功を積み重ねることで、
人間は成長します
あらを指摘するのはたやすいですが、
それでは人のやる気は出ない
「君ならできる!」「やってみようよ」───
この根気強い励ましを栄養に、
人は伸びていくのです