悪いことは重なるとよく言われますよね
僕も風邪を拗らせて、42度以上の高熱と全身痙攣で、
一時、死の寸前までいきました
三途の川もはっきりと見ましたからね
なかなか完治せず、結局、療養生活を送りました
毎日、不安と焦燥感に苛まれ、
心が張り裂けそうでした
「病というのは、感謝の気持ちを
忘れた時になるのかもしれない」、
ふと、そう思いました
例えば、本当に真っ暗で何も見えない道を
歩いているとします
それこそ手探りで、
少しずつ歩いていくしかありません
その時、見えるということ、触れるということ、
もっというと生きているということ、
それら全てが「ありがたいことなのだ」
という思いが込み上げてきます
人間、一人では生きていけません
だからこそ、この一生、
僕を支えてくださっている全ての方々のために
捧げていこう
そう痛切に思いました
不思議なもので、それを境に、
病気はピタリと治りました
「病は気から」といいますが、
本当だと思います
病気の経験は、
自分の生き方を根底から見つめ直す、
大きな転機になったのです