「自信がないんです」「無理です」
「私は能力のない人間なんで」と、
ネガティブな言葉を吐かれると
困る人は多いようです
そんな時に、いきなり「大丈夫だよ」
「できるよ」「やってみようよ」
といった励ましの言葉は禁物
「無理なんですよ」
と余計にネガティブな言葉が
返ってくるのがオチです
あなたもポジティブは良くて、
ネガティブはダメと思い込んでいませんか
しかし、どんな人もネガティブな気持ちに
なることがあります
それは人が笑う時もあれば、
泣く時もあるのと同じ
泣くのを止められたら、
誰だって辛いでしょう
悲しい気持ちは、泣いて吐き出して
初めて楽になります
ネガティブな気持ちも同じです
「ダメだ！」と言葉に吐き出していくと、
自然と心は前向きになっていきます
今度、ネガティブな言葉を吐く人がいたら、
相手の言っていることを
言葉通りに言い換えてあげるといいでしょう
「私も年だからね、もう無理なんだよ」
と言われたら、
「今日は随分、弱気じゃないですか」と
「私なんか、この程度の人間なんで」と来たら、
「あら、自分のことを小さく見ているんだね」
と言ってみます
すると発言した本人は、
自分の気持ちに次第に気が付いて
気分が変わっていきます
時間はかかりますが、
やがて口から出る言葉も変わっていきます
あなたの大事な人が落ち込んでいたら、
相手の気持ちを変えようとしないで、
ゆっくり話を聞いてあげてください
「だいぶ辛そうだね」
「今まで我慢していたの？」───
こういう言葉が本人にとって
最高の良薬となることを約束します
