「リテラシー」という言葉があります
もともとは「読み書き能力」のことで、
広げて、何かを理解し、他者に伝える能力です
僕は「地域リテラシー」という言葉を使います
地域のことを知り、語る力です
残念ながら、今の日本社会は
「地域リテラシー」が必ずしも高くありません
自分が住んでいる地域はどういう地域で、
地域のことを知ろうと思えば、
どんな人に話を聞いたらいいのか分からない
町のことを知るのは、
行政やメディアから一方的に流れて来る
地域情報が頼りです
それでは、どんどん、
自分が知る範囲が狭くなってしまう
そのなかで「自分」について書いても、
非常に狭い半径のことでしかありません
また、そのような環境で育った子供達が、
大人になって行政やメディアの仕事についたら、
そういう言葉でしか、
「地域」のことを発信することができないのです
「自分の半径」を広げることが
大切ではないかと思っています
そして、今、日本社会においては、
一人一人が「自分の半径」を広げ、
「地域リテアシー」を高める場が、
皆さんが住んでいる町ではないか、
と思っています