災害・事故などで、大切な人を失う
絶望と悲しみの淵から立ち上がるには
「死者と共に生きる」ことが欠かせません
死者は思い出の中で蘇えり、
今なお忠告や励ましを送ってくれる
あるお母さんは、嫁いだばかりの娘を失い、
慟哭の日々だったと言っていました
ある夜、夢で、微笑む娘と出会ったそうです
それが、再起のきっかけとなったと
娘との「過去」が、「今」を
生きる力になっているそうです
そういえば、僕も他界した両親が
よく夢に出て来ます
真っ直ぐな道に導いてくれている気がします
人間を律する力となる、世の倫理道徳の多くも、
生者と死者との関係のうちに育まれた、
と言えるのではないでしょうか
この世には、私達に大きな影響を及ぼす
”見えない人々”がいる───
心の絆は、生者のみならず、
死者をも繋ぐのです