『大漢和辞典』は、総計1万5000ページにも及ぶ
”世界最大の漢和辞典”として名高い
著者の諸橋轍次氏は
基本に厳しい人だったと言われている
辞書の命は正確さ。
掲載する語句は、全て原典にあたった
他の本に引用された文をそのまま使うことは、
決して許さなかった
氏の座右の銘は「行くに径に由らず」
”小道すなわち、近道や脇道ではなく、
大道を真っ直ぐ進め”との意味である
この姿勢を貫き、”世紀の大辞典”を完成させた
新年度が始まり、はや1カ月
新社会人の挑戦する姿が清々しい
一方、「五月病」という言葉が
聞こえ始めるのも、この時期
厳しい社会の現実に、
戸惑いを感じ始めている人もいるでしょう
だが、若い今こそ、
一生の土台を築く大切な時期です
強固な基盤のない建物はもろい
飛行機も、助走があってこそ天高く飛翔できる
人生も同様です
近道を選ぼうとせず、勇んで困難に挑む
自分に不向きだと思った仕事でも、
全力でやり遂げる
そうやって、着実に”心の一剣”を磨いた人にこそ、
人生の栄冠は輝くのです
新社会人の皆さん、ファイト