「あ、痛っ」
理容店で、髭剃り中の客が小さな声をあげた
金属製のカミソリが滑って
肌を傷つけたらしい
詫びる理容師に、間髪入れず客が告げた
「こいつは縁起がいい。カネが入った」
金物の「金」と銭金の「金」を掛けた
軽妙なしゃれである
「1人の若者が3人の高齢者を
支えなければならない超高齢化社会」
という言い方があります
「3人の高齢者が1人の若者を支える社会」
と考えれば少し明るくなるような気がします
例えば、2階に空き部屋のある家に
独りで暮らすおばあさんが、
若者に安く貸し出すなど、
「シェア(共有)」の価値観の広がりによる
社会の活性化ができるのです
視点を変えれば、発想は広がります
言葉を変えただけで、
事態が変わるわけではありません
だが、災いを福に転じる”知恵の言葉”を
発すること自体、
現状を良くしようという決意の表れなのです
現実の変革は、常に一念の変革から始まるのです