宇宙や地球は、未知の魅力に溢れています
その謎を解明することは、
私達の生活の改善に直結するわけではありません
基礎研究の分野に巨額に文教・科学技術予算を
投じることには、財政事情の厳しい昨今、
批判の声も聞かれます
それでも、なぜそうした研究が必要なのか
「なぜ山に登るのか」と問われ、
「そこに山があるからだ」と答えたのは
登山家のマロリーですが、
「山」を、そのまま「宇宙」等に
言い換えてもよいのではないでしょうか
未知なるものを知りたい、限界に挑みたいというのは、
人間の本性であり、それが、個人においては成長を、
文明においては発展を促す原動力になって来ました
”これで十分”という心は、既に退歩の始まりです
「なぜ」「どうして」と生き生きと問いを発し、
尽きることのない向上の人生を生きたいものです