術後は再び狭い部屋に通され、目を閉じて10分間安静にするよう命じられた。

徐々に麻酔が切れていくのがわかる。

シミるような痛みが増し、目を開けているのがつらい。


-では今日はこれで、

と帰宅を許可されたが、シミる痛みは耐え難いものになっていた。受付レディのくびれを堪能する余裕も皆無。

折しも外は雨。しかも金曜夜の新宿だ。駅までの道のりを眼を閉じて歩けるはずもない。


何とか電車に乗った。

揺れる車内でヒアルロン酸の点眼を繰り返し、ただひたすら目をつぶって耐えるしかなかった。


帰宅してから1時間、手術から数えればだいたい23時間で、痛みはウソみたいに消えた。

あらためて室内を見回してみる。やはり視力は飛躍的に上がっている。白くかすんではいるが、裸眼でも時計の文字盤がはっきり読める。


今日受けた1日後検診では、視力はすでに1.5になっているという結果だった。

手術のダメージが完全に抜ければ、もっとよく見えるようになるだろうと医師から言われた。


スゴいものだ。


ほんの数秒レーザーを打ちこんだだけで、こんな劇的な改善が得られるとは。

これを医療保険の適応対象にしたら患者が殺到し、国の財政 はあっという間に破綻するだろう。


何にしても、メガネコンタクトレンズ とはこれでおさらば。

これらから解放されることのメリットは本当に多い。

決して高くない買い物だったと思う。


検討されている方、よければご一報を。