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昔、アラブの偉いお坊さんが、


恋を忘れたい哀れな男に、


痺れるような香りいっぱいの、


アメリカンフラペチーノを飲みながら、スタバでこう言いました。





アラブの偉いお坊さん

「そこの青年、どうして失恋したくらいで悩む?」




青年

「僕が彼女にもっと優しくしていたら・・・。」




お坊さん

「なるほど、君は後悔しているんだね?


失恋したその彼女は、よほど美人だったんだろうね。」



青年

「・・・ここのスタバで働いています。」



お坊さん

「君はなかなか勇気がある青年じゃな。


勇気というかほぼ、無謀(ストーカー)じゃな。


青年よ、その彼女が誰なのか、


私に、ゆびさして教えてくれないか?」




青年

「あの娘です。」







坊さん

「なるほど。まぁまぁの美人だね。


上戸彩を2で割ったような感じじゃな。



ところで、青年よ。


君は普段、自分が何かを起こしていると思っていないかい?


だから、後悔してしまう。」




青年

「当たり前じゃないですか。


僕が、僕の行動を起こしています。


僕は、ギリギリまだ生きているんでね。


明日は、わからないけど・・・。」





坊さん

「さっき、私が、『ゆびさしてごらん』って言ったトキ、


君は、どうしてヒトサシユビゆびさした?」




青年

ヒトサシユビって名前ですよ?


人をさすための指でしょ?


そりゃあ、この指にしますよ。


まぁ、僕はもう、彼女を刺しちゃいそうですけど・・・。」





坊さん

「どうだろう。


私は、君に、中指でゆびさしてほしかった。


別れの決意表明を込めて、ファッキューとして。


だけど、君は、とっさに、ヒトサシユビで指さした。


無意識に。


ということは、君は、自分の意志で、指さすという行動を、起こしていないんだよ。


中指でも良かったのに、ヒトサシユビにしたように。





そもそも、指をさすという行動には、


物凄い沢山のことが起こっている。


①10本の指の中から、一つの指を選定。


②選ばれた指以外の指を、折り曲げる指令。


③選ばれた指の筋肉を、ピーンと張る。


④脳に指令を送る


⑤彼女の場所を確認して、


⑥45%の角度に筋を伸ばして・・・。


そういった、一つ一つを、君が起こしたのかい?」





青年

「い、いいえ。


僕はただ、指をさしただけです。


確かに、それら一つ一つの事を、「僕」は、何も起こしていない・・・。


どうして、自分がナニカを起こした気になっていたんだろう。」




坊さん

「そうなんだよ。


本当の『きみ』は、ただ、見ていただけなんだよ。


指をさした自分という映画を、見ていただけなんだよ。


何一つ、君は起こしてなどいない


ただ、見ていただけだ


見た後に、「自分」が起こしたって、勘違いしただけ。






青年

「そ、そうか・・・。


僕はただ、『指をさそう』と考えて


その後、


指をさしている自分を見ていただけだ。


そうか、ある状況を見てただけだったのか。


僕は、何も起こしてなどいない。


・・・ということは、


思考する⇒見つめる、思考する⇒見つめる・・・。


この繰り返しなんですね、人生って?」






坊さん

「・・・。


まぁまぁ、そう興奮しないで。


おごるよ、何か飲むかい?」




青年

「じゃあ、カプチーノを。」





坊さん

「青年よ、


『カプチーノを飲もう』


っていうのは、あなたが起こした思考かな?



『カプチーノを飲もう』という計算結果に至るまでには、


物凄い量の計算が必要だよ?



①これまでに飲んできたから、今日も飲めるであろうという記憶のチェック


②現在の状況におけるカプチーノの妥当性


③私が飲んでいる飲み物との比較と適合性


・・・・×チョーイッパイ




これら、全てを経て、『カプチーノを飲もう』という計算結果に繋がるのだが、


それらを、意識的に行っていたかい?





青年

「い、いや、していません。


なんということだ。


僕は、思考すらしていない・・・。


本当の『僕』は、


思考しているという状況も見つめているだけだ・・・。



ということは、さっきの、『思考して⇒見つめる』の繰り返しですら無い・・・。




僕は、全てをただ見つめていただけだ!


僕は、一切の行動を起こしていない。


僕は、一切の思考も起こしていない。


僕は、それらをただ見ていた、観察者だ。





坊さん

「そうなんじゃよ。


そこで、君に言いたい。


彼女とヨリを戻したいだとか、


僕のせいで破局しただとか・・・。




中指ひとつ動かしたことが無い君が、


いったい何を起こせるって言うんだい?


いったい、何を起こせる気になっているんだい?



さぁ、青年よ、観客席に戻りなさい。








青年

「か、観客席に戻ったら、何をすればいいんですか?」





坊さん

「いや、だから、


中指ひとつ動かせない君が、


観客席で何を出来る気になっているんだい?


ただ、観客席に戻るだけで良いのだよ。


さぁさぁ、戻った戻った。」







青年

「戻りましたー。全てをただ、見つめています。そんなポイントにいます。」















(ワー。キャー!。ヒロトー。)



笑えるスピリチュアル~ 知ってるトキはシっている ~

(パチパチー。ヒューヒュー。)

















坊さん

「それでは、聴いてください。


一曲目、コーヒールンバ♪」







↓よくよく、あなたの行動を思い起こしてごらん。


『わたし』は本当は何も起こしていない、ただ見つめていただけだってなるから。


あなたは、見つめるだけの存在。


で、見つめた後に、「わたし」がやったって勘違いをする。




さぁ、観客席に戻ったら、中指立てて、坊さんを応援しましょう。


だって、ヒトサシゆびじゃなくて、中指立てて良いって言ってたじゃん。


彼のコンサートでは、観客全員が、ファッキューしている。



ファッキュー坊さんだね。


↓今日は下の2つのボタンを押す際、


『中指ひとつ動かしたことの無い私が、


いったい何を起こせる気になっていたのだろう』


ってファッキューしながら言って、押してみて。ポチ


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