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今日は、モデルさんにお越しいただきまして、みんなでデッサン大会を行いたいと思いマース。
はーい、じゃー、みなさん、モデルさんを取り囲んで、デッサンを始めてくださーい。
（カキカキカキ・・・。シャッシャッシャー。）
はーい、描けましたかー？じゃー、そろそろ終了にしましょー。
みなさんの絵を、見せてくださーい。
Aさんのデッサンでーす。
Bさんのデッサンでーす
Cさんのデッサンでーす
同じモデルを描いたとは思えないですねー。
Cさんなんて、もう、着物すら着てないのではないでしょうかー。
「何が言いたいんだ？さっさと、ポイント言えや！
くだらんデッサンばっかり見せてないで！」
この世は、相対性の世界です。
すべてのモノには、「位置」があるんです。
いま、デッサン教室で起こった現象こそ、普段の我々の行動を端的に表しています。
あなたが、会社で、上司と討論になったとしましょう。
「Aという企画」について、お互いに自分の意見を言い合って、折り合いが付きません。
あなた
「あのブタヤロウ部長は、なんでこんなに頑固なんだ？」
部長
「どうして最近の若いのは、ちんぷんかんぷんなんだ？」
なぜか？
それは、お互いが、「Aという企画」を、絶対的なものだと思い込んどるからなんです。
「私が見た風景を、相手も同じように見えている」と勘違いしているから、噛み合わないんです。
イデア界（または、あの世、神の世界、なんでもいいですが）でならOKなんでしょう。
絶対的なものだから。
でも、この世は相対性の世界です。
あなたと、同じ視点を持ってるヒトは、宇宙のどこにも居ないんです。
だって、「位置」があるから。
だから、まず最優先に取り組むべきは、
「相手と私は、同じモノを見ていない」
ということを念頭に置くことです。
そうすると、会話が噛み合ってくるんです。
「同じモノについて、議論しているんじゃないんだな」ってわかるからです。
Aさんの位置から見える角度があります。
Bさんの位置にしかない、考え方があります。
Cさんの位置に宇宙が抱かせた理論があるんです。
みんな違って、みんないいんです。（by金子みすず）
ここを理解すると、周囲と和合がとれてきます。
調和してきます。
「同じモノを見てるはずなのに！」って思いが無くなるからです。
同じモノは見てないんだもん。ってか、同じモノは見えない原理なんです。
だから、
いつでも、この世はデッサン教室であると思い出してください。
さらーに、この世はデッサン教室よりも深いんです。
デッサン教室では、中心にモデルがいて、それを取り囲んで描いていました。
いま、私たちがやっていることは、
何もない、無の空間を、みんなで取り囲んで、
いっせいにデッサンをしているんです。
何もない空間を見て、思い思いに意味を付けて描き上げているんです。
空中デッサンなんです。
それが、創造です。
あなたは、何を描きますか？
（⇒明日へ続く⇒）
↓目の前にスプーンがあるとするでしょ？
あなたが、このスプーンについて、他人と語るとき、
他人は、このスプーンを、あなたと同じようには見てないって覚えといて。
フォークとスプーンについて語り合ってるんだなーって。
そのうち、現実が崩壊してくるから。
↓今日は下の２つのボタンを押す際、
「みんな違って、みんないい」って歌いながら押しましょう。
練習にもなりますし、効果がUPしますから↓
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いつも、二つともボタンを押してくれてありがとう。
あなたに感謝しています。
↓この曲、サイコーだよ。金子みすず↓
うたCD 「みんなちがって みんないい」
