(過去ツイより)
昔アラブの偉いお坊さんが、働くのが嫌で嫌でたまらない青年に会いました。
青年は、「嫌だ」と言い続ける自分こそが、嫌な仕事を引き寄せ続けてる事に気付けません。
結局、自分が、「労働を望んでいる」雰囲気を宇宙へ醸し出しちゃってることを受け入れようとしません。
受け入れたら終わることにも気付けません。
坊さんはルンバを躍りながら言いました。
「おい青年、「働く」を完全に忘れることは出来ないかい?」
青年はつぶやきました。
「働くを忘れる、働くを忘れる、働くを…」
だめだっ!
忘れようとすればするほど、忘れられない。
人間とはなんて儚いものなんだ!
すると、コーヒーをすすりながら、偉いお坊さんが言いました。
「人間は、「考えたくないことを、考えないこと」も、
「忘れたいことを、忘れること」も出来ないんだから、
やりたくないことをやらないことや、
消えて欲しいことを消すことは、
原理的に出来ないんじゃないかのぅ?
フォッフォッフォッ。」
「どうすればいいんでしょうか?」
青年はすがりました。
「消したいことは消すことが出来ない。やりたくないことを、やらないことは出来ない。ただ、その仕組みに気付けたら良いんじゃ。」
「? 人間とはなんて無力なんだ。自分の頭に浮かんだものも消せないなんて。」
うなだれた青年に、坊さんは続けて言いました。
「この、アメリカンフラペチーノの泡を見てごらん。
消したいものを消すことは出来ないかもしれんが、
浮かんだものはいつか消えるんじゃよ。
ほら、ワシのコーヒーはすでに、ただのアメリカンじゃないか。」
青年
「あなたの泡が消えたのは、スタバの店員の泡立てが弱かったからでしょう?
私はそこまで待てません。今すぐ消したいんだ。」
坊さん
「ほら、消したいと思ってる。
あなたが意識を向けなければ、すぐ消えるのに。
だから、仕組みに気付けたら、終わりなんじゃ。」
坊さん
「エブリバディー、声出していこー。セイ、ホーオ。」
青年
「ホーオ!」
坊さん
「消したいことはー?」
青年
「消えなーい!」
坊さん
「やりたくないことはー?」
青年
「やらずにはいられなーい!」
坊さん
「まだまだー。消したいことはー?」
青年
「消えなーい!」
坊さん
「センキュー東京ドーム!」
浮かんだことは、浮かんだこと。
消したいと思わなければ、消える。
というか、消えずにはいられない仕組みなんです。
消したいという思いに焦点を当てると、無限ループが始まります。
マリオがいつまでもピラミッドで亀を踏み続けてるようなもんです。
消したいことは、消えません。
忘れたいことを、忘れたいと考えることで、忘れられないように。
お坊さん
「それじゃあ、ブログを見ているそこのきみー!声出していこー」
「消したいことはー?」
あなた
「消えなーい。」
坊さん
「センキュー!それでは聴いてください!一曲目、コーヒールンバッ!」
↓消したいものは消せないのに、どうして嫌なことを考えるの?
忘れたいことは忘れられないのに、どうして嫌なことを思い出すの?
↓今日は下の2つのボタンを押す際、
「消したいものはー?」って自分で言って、
「消えなーい。」って言いながら押しましょう。
いつも、二つともボタンを押してくれてありがとう。
あなたに感謝しています。