通信制高校に通い始めてからも

学校には行ったり行かなかったりで

朝からちゃんと行く時もあれば

午後からの時もあって

まだまだ私もモヤモヤしていた



友達や先輩とも仲良くなって

行きたがっていた部活にも参加でき

娘はそれなりに楽しくやってはいたけれど

まだ私は大学に進学して欲しいという

勝手な思いがあったから

勉強の進行具合がとても気になっていた



学校と言っても

通っているのはサポート校と言われる所で

先生は教員免許がない人もいるし

授業の内容もあまり踏み込んだことまでは

カバーしていないようだったから

学力という点でやはりいろいろ考える事はあった



でも塾に行くという選択肢は

娘も私もなかったから

何とか家で勉強できる方法を探して 

少しずつ進めて行けるといいなと思っていたけれど

娘は元々勉強が好きではないから

1ページでもできたらそれで満足

今日は勉強した!と言って終わりにしてしまい

見ている私は内心

「それは勉強したとは言わない」

とまたモヤモヤするという連続だった



そうなんだよ

娘は勉強が好きではない

と言うか 

させられる勉強が嫌いなんだよね



空を見て星座を見つけるとか

ただ古文を味わうとか

文法を気にせず英語に触れるとか

自分からやりたい事はいつまでもできるけれど



公式を覚えたり

化学反応式を作ったり

期限までにテキストを全部やったり

そういう事に全く意欲がわかない子だった



私は勉強がそんなに嫌いではなかったし

いい点を取るのが楽しかったから

勉強しなくても平気というのが 

どうにも理解できなくて

何でそんなに勉強しないんだろうって

すごく不思議だったの



だからとにかく勉強させたかった

娘は本当は勉強が嫌い

押し付けられる勉強は苦痛なんだと

わかっているのに

それでも何とか大学に進学して欲しい一心で

アレコレと勉強できる環境を整えて

やらせようとしていた



今思い出しながら書いていても

ガチガチ頭の偏見な母親で

情けなくなってくるけど

当時は本当にそうとしか思えず

娘に相当プレッシャーを与えていたと思う



母の反省はまだ続く。