こんにちは😃

いつも読んでくださってありがとうございます



今日は先日の続きを書こうと思っていましたが

とてもすごいことがあったので

そちらの話を書いてみます



いつも娘は友人と出かける時は

前もって「〇〇ちゃんと△△に行ってくるね」

と教えてくれる事が多いんだけれど

先日は急に

「高校時代の友人とご飯食べに行ってくる」

と友人の名前も言わずに伝えてきた

何となく変な感じがしたけど

まあそう言うこともあるかなと受け流した



高校の友人と言っても

通信制ではなく退学した中高一貫校の方の友人

という事だったから

それは珍しいなと思いながら聞いていると

どうやらその友人が

ショートケーキが好きと言うことがわかったから

買って持って行くと言う



まずそこで私は軽く驚いたよびっくり

多分その友人は娘とのやり取りの中で

「ショートケーキが好きなんだよね」って  

何気に言っただけなんだと思うけど

それをすぐにそのまま持っていってあげよう

と言う発想が私にはなかったから

そんな事してくれたら

きっと相手はすごく嬉しいだろうなって思って

娘の心配りにとても感動したの



けれど結局その日はトラブルがあって会えず

後日改めてカフェに行ったそう

そして帰ってきてから

いろいろ報告してくれたんだけれど

そこからがまたまた驚きだったのだ



実はその友人と言うのは男の子で

中高と娘を散々嫌な目に遭わせた子だったらしい

私も名前までは覚えていないのだが

ある男子が嫌がらせをしてくるのが本当に苦痛で

先生にも相談したと言っていた事があったから

多分その子の事だと思う



それが娘には大きな傷になっていて

今でも時々夢に見て悲しい思いをしていたらしい

今回就職が決まり

新たな生活を始めるにあたって

自分だけがいつまでも嫌な思いを

引きずっているのは悔しいから

彼と対面して決着をつけてやる!

と言う思いで自ら食事に誘った

と言うではないかびっくりマーク



キミはいつからそんなに強くなったんだ⁈

いや、元々キミは強かったんだね、きっと

などと思いながら話を聞いていると

娘はきちんとその時の

自分の悲しみや嫌だったことを伝えることができ

彼もそれを真摯に受け止めて

謝ってくれたとのこと



彼は彼なりにその頃の自分を

深く深く後悔していて

自分を修正してきたそう

だからこそ今はとても紳士的で優しく

娘の気持ちもきちんと受け止めてくれたみたい



それで娘もわだかまりが取れ

過去の嫌な記憶に悩まされることもなくなって

これからは良き友人として

彼とも付き合えると言っていた



もうこの話を聞いて

私は二人のすごさに心が震えた

自分の辛い過去と対決しに行く娘も

自分の見たくない過去をきちんと受け入れる彼も

どちらも勇気があって

自分に誠実に生きている

多分彼らはそのことの凄さに

気づいていないと思うけれど

それは結構難しいことなんじゃないかな




私は無意識にそこを避けて

誤魔化しながら生きてきたからこそ

よく分かる

怖いし

辛いし

しんどいよ

でもそこをちゃんと自分で乗り越えてる

本当に立派だと思った



子どもって

生きている年月が少ないから

経験値が大人より低いだけで

魂のレベルは大人よりずっと進んでいる

と言うことを改めて実感したよ



娘は在学中に真面目に就活せず

卒業した今年も夏を過ぎて

やっと働く場所を見つけた 

友人の彼も

大手企業を春には退職して

海外で新たに再出発するらしい



子どもは本当に素晴らしい

大人がアレコレ介入しなくても

ちゃんと自分の人生を切り開いていける

これは成人したから言えるわけではなく

娘の不登校が始まった高校生の頃でも

やっぱり当てはまる大切な事だと私は思う