私が任期中に取り上げ、社会問題として提起させて頂いた「レーシック」の件。
表記のボランティアスタッフから、以下の温かいメッセージを頂きました。

長文ですが、ぜひお読みください。

前衆議院議員 三谷英弘


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私たちは最近消費者庁によって「不具合4割」と発表された
レーシック手術の被害者団体「レーシック難民を救う会」で
働いているボランティアスタッフです。
現在クリニックへの集団提訴の準備を行っています。

私たちは三谷英弘議員のことを心から応援しています。
なぜなら、三谷議員がいなかったら、レーシックのリスクや
レーシックの被害者が大勢いることは闇に葬られたままでした。
こうして集団提訴につながることもなかったからです。

レーシック手術で被害が出ていることは
業者の強力なSEO対策などにかき消されて
長い間都市伝説に近い状態にありました。

レーシックの被害者は苦しいです。
レーシックを受けた後、私は激しい眼精疲労で
PCを使った作業ができなくなりました。
頭痛や吐き気で自殺未遂を繰り返している人もいます。
アメリカではレーシック後ドライアイの苦しみでショットガン自殺した人もいます。

私たちは「被害が出ていることを世間に知らせなければ
もっと被害が出てしまう」と考えたため、消費者センターや
眼科学会、厚生労働省などに被害の実態をまとめたレポートを
送ってきました。

しかし、この中のどれひとつとして私たちの声にこたえてくれた所は
ありませんでした。
レーシック被害者は多くの場合、目の痛みでPC作業などが
できなくなっており、失職したりして経済的に追い詰められています。
若い人が多く、お金もありません。
自分の利益を第一に考える人間から見れば、レーシック被害者は
全く利益にならない存在なのです。

そんな中、三谷議員だけが私たちの声を聞いてくださり
国会で問題提起してくださいました。それだけではありません。
消費者庁まで一緒にレポートを出しに行って下さったおかげで、
レーシックの調査に消費者庁が動き、手術のリスクが
一般に広く知られるようになったのです。

このようにレーシックの問題に関して、三谷議員の功績は
非常に大きいのですが、私はレーシックの問題だけでなく、
この国の未来についても三谷議員のこれからのご活躍に
非常に期待しています。

例えば先進医療の問題。
「ある程度のお金は必要になるが最先端の医療が受けられる」と
利点が強調されますが、最先端の医学と言うのは歴史が浅く
まだ「完全に安全性が証明されていない医療」でもあるのです。
法整備なども整っていない中このような医療を受けるには、
患者自身も論文や専門文献などを読んで十分に勉強し、
リスクを理解したうえで受ける必要があります。
なぜなら利己主義的な医療機関の場合、高額な医療費目当てで
リスク説明が不十分なのに手術を行ってしまうことも起こりうるからです。

しかし個々人の情報収集や努力には限界があり、やはり国として
先進医療が「無法医療」になってしまわないように法整備を進める
必要があるのです。
そうでなければ患者は「高額なお金を払ってリスクのある医療を
受けてくれるモルモット」のような存在になってしまいます。

しかし、この分野は利権がダイレクトに関わってくる分野であるため
ともすれば議員が利益団体の声に流され、一般市民が
被害を受けることになりかねません。

レーシックの件で分かるように、三谷議員は利益に流されず純粋に問題を
追求し、これ以上被害が広がらないように動いてくれました。
被害を受けてしまったまだ若い人たちの声を真剣に受け止めてくれました。
何度書きますが、さまざまな機関に被害について訴える中で
現実に行動してくれたのは三谷英弘先生ただ一人です。

これから先進医療を国がさらに導入していこうとする流れの中で
レーシックの被害者である私はもう二度と医療が患者を
「自らお金を払ってやってくるモルモット」のように扱う様を見たくありません。
自分の子供や、親や友達が「安全」「最先端」と強調される医療で
後遺症を負うのもまっぴらです。
それを防ぐためには、やはり三谷先生に国会でご活躍いただくより
他に道が無いと考えています。

これからも変わらぬ熱意と情熱を持ち続けてください。
心より応援しております。

レーシック難民を救う会 ボランティアスタッフより