2012年9月1日にまとめて入海させたSPSが丸4年経過しました。
4年前の9月1日(土)は仕事が休みで、モンスターアクアリウムさんに行くと偶然にも誰かが飼育を辞め買取りされたばかりのサンゴがいました。あの頃はまだ同店で海水関連は今ほどあまり積極的には展開していませんでした。
今思えば、おそらくどなたか1人でまとめて飼育されていたのだろうと想像できます。
今の水槽を立ち上げたのがこの日の2か月前だったし水槽内スペースも十分あり何でもいいから水槽にサンゴを入れたいという衝動が強い時期でした。
・イエロー系ショウガサンゴ
(2012年9月1日)
※この当時のライティングはMT250(コーラルグロー)とスーパークール(アクアブルー散光)
※この撮影アングルだけ縦横逆でスイマセン(汗
光が当たっていなかったと思われるところは白くて何となく貧弱な姿でした。
【2016年9月1日】
骨格がガッチリしてきました。イエローっぽさからオレンジ色というか普通にみかんの果肉のような色というのが正確かもしれませんね。グリーン系ポリプは消失していませんし、今もここにはヨゴレダルマハゼが棲んでいます。横幅は10㎝位から現在15㎝位に大きくなりました。
左上の色落ち茶系のハナヤサイと右上のピンク系ショウガサンゴ
(2012年9月1日)
【2016年9月1日】・左上ハナヤサイサンゴ
この真上に水流ポンプMP40があるため暗いです。本来はもっと色をピンクに出来る自信はあります。
しかも以前、部分的にコケが覆ってしまいカットした事があるので全体はあまり大きくなっていませんが凹凸感はそれなりに育ち、そこにパンダダルマハゼが棲んでおりここで過去5回産卵を目撃しています。
【2016年9月1日】・右上ピンクショウガ
広かった間隔から新たに成長し密になった感じに。明るいピンクよりもパープルっぽさが好みなのでDSLのバイオレット光を用いて意図的にその方向に仕上げています。
・グリーンのユビ系 右側のグリーン
(2012年9月1日)
当時は横も高さも3㎝四方くらいのとても小さいサイズでした。ブリードでしょうか。土台は最初から付いていませんでした。
【2016年9月1日】
4年で6㎝強と成長は遅いですが、一段と明るく鮮やかさは増しました。
ポリプもグリーンです。後ろの一部が白骨化していて進行しないか心配です。定期的に調子が悪くなる時期があるようで不思議です。他から引っ越してきた5㎜位の白いサンゴカニが1匹棲んでいますがカニもあまり成長していない気がします。
・黄土色したユビ系
(2012年9月1日)
これは状態が一番ひどかったですよ。色は激渋茶で(笑)
ちょっと分かりにくいですが左後方とその隣の左側面が白骨化していましたし根元は完全に白くて普通は買わないでしょう?普通は(笑)
【2016年9月1日】
見違えるほど育ちました!じつは入海時はオヤユビかサンカクなのかと一時期思いましたがサモアミドリイシまたはツツユビでしょう。オヤユビにしては最大10㎝くらいで長すぎます。
日中も細かなポリプを出しますが夜間はスターポリプかと思うほど長いポリプを出しています。
じつは一番元気で本当はタフなのかもしれません。というかミドリイシ全般、本来は丈夫な生き物なのでしょう。
というわけでミスズが茶イシにハマっていたのは、すでにこの頃からだったのかもしれませんね(笑)
この4年で水槽ではトラブルを含めいろいろな事がありましたが、それらを乗り越えてくれたサンゴ達です。このサンゴ達の前オーナーさんにいつか機会があれば、あの手放したサンゴ達はこんなに元気に育ってますよ!と言いたいです。サンゴの長期飼育の定義を個人的に丸5年と思っているのでそれまであと1年きりました。
まだ未熟者なのでビギナーの域を出られていませんが5年を達成出来たら次はまた1年と目標にしていきたいです。
あと1年を待つ間、とにかく目の前で起きる日々の水槽に一喜一憂するだけでしょうけどね(笑)