初トリトン水質分析結果 | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

今となっては水質テスターはKHの試薬しか持ってないミスズです(汗)

以前はRedseaがPROシリーズをリリースする前の旧製品を一式揃えて日々マメに測定していました。とりあえず添加剤も使っていました。添加剤はいろいろなものを試しましたが効果はイマイチ良く分からなかったです。

そんなわけで現在、添加剤は何も使っていないどころか何一つ持っていません(笑)

もはや無添加にして久しい我が水槽なんです!

 

毎週換水する習慣なので結果的に無添加にしたら自分にとってはサンゴの調子が良くなったと感じたため添加剤も試薬も全て止めて捨てました。今となっては当時使っていたカラーチャートで判定するタイプのテスターは高低を知る程度で示す数値に意味はないと思っていますよ。

 

カルシウムリアクターを使っているからKH試薬だけは持ってはいます。もちろんこれも示す数値は雰囲気だけで示す数値が低いか高いかの目安を感じ取る程度のものにしてます。

 

これらは全て個人的な意見に過ぎませんが、ワタクシの水槽についてはサンゴやライブロック除き水槽本体+サンプ込み総水量200L程度のベルリン水槽で毎週約75Lを換水していますので自分の感覚だけに基づいた添加剤を投与することによってイオンバランスが崩れる説をどちらかと言えば支持しています。

 

動機は以前の記事通りで初めてのトリトン水質分析をやってみました。

付属の説明書にはこの容器を水槽内で3回すすげという、まじないも素直にしました。

その前にRO/DI水で何度もかけ流ししてますが(笑)

肝心のサンプリングは指で先端を抑えながらわざと水槽の中域層から回収しました。

トリトンの水質検査をする時が来たら絶対水面からは回収しないと決めてました。あとサンプから掬う事もです。

そこは自論があるからなのでここでは言わないとして、今回のサンプル水は敢えて翌日に水換えを実施するというタイミングに合わせた日にしました。しかも今回は私用があったため1週間での換水できず前回の水換えから通算8日目となります。

 

つまりわざとコンディションとしては海水の劣化がピークと思われるタイミングにしました。

ようやく待ちに待った結果が出ました。

PC画面をデジカメで撮影するという荒業で見にくくてスイマセン(汗

じつは、これを見て最初に感じたのは、『こういうサンプル的な見本みたいのは表示せずに自分の水槽の数値だけ発表してくれよ』と率直に思いました。最後まで眺めて、ようやくこれがミスズの水槽の数値だったらしく驚きましたよ。思ったより赤が少なかった!というか思っていたよりもまともな数値でした。

 

一番知りたかったのはコレ

最初に述べたように試薬を持っていないためカルシウムやマグネシウムはもとよりカリウムもちゃんと存在していたことがわかりました。実際は推奨値よりも少ないと思っていたんです。

カルシウムリアクターのメディアのチョイスとPHコントローラでオート化しているのはダテでは無かったかも!?

ミドリイシがそれなりに小さいものを中心にごちゃごちゃ入っていますので海水成分の消費量が多いのかな?と思い気やそこは大きな問題ではなかったのかもですね。

 

そして赤点で思わず笑ってしまった・・・

バリウム値が圧倒的に突き抜けていますよ。⑤をご覧下さい。

 

ウワサ通り人工海水に入っている??? Zeoユーザーさんでもそれなりに測定されたことがある人もいるらしいのでこれだけピンポイントで減らす対策案は思いつかないためスルーします。

じつはバリウムが検出された原因が1点だけ心当たりがあるため某所に問い合わせ中です。

ナトリウムか水素に反応し化合する成分に由来しているのかなと思いました。

 

ちなみに人工海水はたぶん3年(?)くらいレッドシーソルト(紺バケツ)を使っています。

 

そして以前、雫來さんに言われていた予想通り‼! 赤点がコレ⑥の画像

今は9匹のラグーンダムゼルと1匹のトミニエンシスタン ハゼが10匹 総勢20匹に毎日2食欠かさず給餌し、冷凍ブラインも週2回も与えています。スカベンジャーのマガキやシッタカ、シラヒゲウニなども大胆に糞をまき散らしているのでゼロはないだろうと思っていました。これは意外でした。トリトンを経験した多くの方がワタクシよりも多く魚を飼育している環境下でもゼロまたはゼロに近い値が出ると聞いてましたが、0.00とはトリトンにちょっと疑問を抱くところです。

 

おそらくサンプや水槽の砂底付近から回収すればP/PO4は幾ばくか数値化されると個人的な仮説を持っているので勇気とお金があってブログネタに困ったら試してみたいです。

 

この結果から給餌量の増量だけに執着するのはリスクある気がするので餌の内容を検討してみることから始めてみます。一番の課題と認識しました。

 

③I-Groupの数字ですが、じつはヨウ素は添加すべきか考えていた時期があるのですが、実測はもっと低いのかと思っていました。ヨウ素は添加してもすぐに沈殿したり化合したり照明で壊されたりやスキマーで回収される特性があるとの事で添加しても持続性に期待が出来ない気がしますが、特段他に手段が思いつかないためコレ入れてみます!

そもそもヨウ素などの添加剤自体にヨウ素系以外のモノがそれなりに含まれていたりRO水由来ではない原料だったりとイマイチそのものがあるとか!?

最近の製品は知らないのですが他にオススメの添加剤がもしあれば教えてください。

 

まぁ独り言ですが、昔からそもそもヨウ素っていくつか種類があるものだと思ってまして微量に検出されましたが人工海水のモトにはほぼ含有されていないと思っていました。トリトンが示す(I)=ヨウ素はヨウ素化合物(I-)でイオンを指しているのですよね。もしかするとdip用のヨウ素とか、うがい薬のヨウ素を投与していたと仮定したらトリトンではヨウ素複合物であっても数値化されそうかなと思うのですが・・・。

しばらくは1ccほど消灯後に気休めに投与しようと思っています。

 

トリトンが提唱する水質を追い求めていないワタクシですがオーソドックスなベルリンなだけに換水で微量成分は補えていたと思われます。ゆえに添加剤を使っていなくて良かったと思います。ワタクシの水槽に限っては、やはり闇雲に雰囲気や気分だけで添加剤は使うのはタブーだと思いました。設計された海水成分のバランスを崩す可能性があるのかもといっそう感じました。

ただ人工海水にも製造ロットでバラつきがあるとも聞きますので今回の結果はたまたまでまぐれかもしれません。

 

あと②の数値が全体的に高いのはコレ2つの示す数値が36‱くらいを目安にしているからかもしれませんね。両方ともATCで当然毎回RO/DI水で校正します。

飼育水の蒸発分はほぼ毎日加水してはいますが最も多い海水の主成分であるナトリウムが1割も高いですね(汗)

でも、36‱(超えてるかも)がワタクシの水槽ではキモな気がしていますよ。

 

何となく摑んだ点と日頃感じていた漠然と仮説のように思っていたところが分かって測定して良かったです。水換えを2週間くらいサボっても問題なかろうかと思うのですが、そこはメンタル面で恐いので普段通りのルーチンで(笑) 

今の人工海水をじき使いきるため製造時期の違いなどによるロット差があるのかも気になるのでまた近いうちに2回目の水質テストをしようかと思います。なんせ1回だけの結果でぬか喜びしてる場合じゃないし数値よりも継続して飼育できている方が大切ですよね。

とりあえず及第点? まぁそうでもないかなという感想です。

そして自分自身の健康診断でトリトン的意味合いな血液検査も!

これは落第点がチラホラ・・・トリトン水質検査は別にオススメはしませんけど、自分自身の血液検査はやった方がいいです。   中年だもの ミスズ

 

 

※通常通りの公開記事でしたが諸事情によりアメンバー限定に切り替えました。