塾生のI君(当時19歳)が平成20年度の公認会計士試験(短答式)に合格しました!


117回の日商1級(平成19年の11月)に合格後、約5ヶ月後の短答合格でした。


現在(当時)は平成20年の8月下旬の論文式に向けて追い込み中です。


論文式に合格したら、はれて公認会計士!実に20歳前の合格に期待がかかります。


凄い奴?いやいや、普通の真面目な若者ですよ。


では、I君のお話をしましょう。


I君は、商業高校在学中の112回の日商2級(平成18年の2月)に合格し、日商1級を目指すため高校の先生に相談したら、「教えられんからこのビデオをみて独学で学習してくれ」といったことを言われました。


仕方なく、113回の日商1級(平成18年の6月)を目指して独学を始めますが、見事惨敗。


手も足もでないので生講座を探していたところ、私が簿記講座を担当していた水戸のとある職業訓練校で114回の日商1級(平成18年の11月)の生講座をしていたのを、本試験会場ビラで発見!


藁をもすがる想いで申込みにきました。


7月~10月の途中受講だったので、工業簿記・原価計算は私の生講義、商会は私のオリジナル・レジメを渡して、私の簿記の解法ノウハウが詰まった「MG下書」をマスターしてもらいました。


ハッキリ言って、I君はあまり出来ませんでした。


高校で変な覚え方を教わったのか、簿記一巡はもちろんのこと、帳簿上や帳簿外の違いなどもキチンと理解していませんでした。


つまり、暗記していただけでした。


電卓は速かったのですが、右打ちでしたし、何より基本論点の理解が不十分で、キャッシュ・フローや特殊商品売買・連結会計などは壊滅状態でした。


工業簿記も勘定連絡図がキチンと理解されておらず、合格レベルには遠く及びませんでした。


そして、114回の日商1級の本試験を迎えるわけですが、10年に1度の大惨事(全国平均合格率3.1%)も相俟って、不合格になりました。


しかし、I君は、平成19年の2月の全経上級を目指す事で実力維持・向上をはかり、116回の日商1級(平成19年の6月)にリベンジを誓い、弊塾の全経上級講座を受講しにきました。


ここで、I君は何が凄いのかというと、会計士を目指すことを決めていましたので、点数が低くても「諦める」とか「落ち込む」ということが全くなかったのです。


しかも、極端に喜ぶこともなく、常に会計士を目指すために淡々と勉強していました。


平成19年の2月の全経上級は不合格でしたが、あと1歩で合格のレベルまできました。その後、I君は上京して会計士の専門学校に入学、116回の日商1級は不合格なるも、淡々と会計士講座を受講。


そして、ついに117回の日商1級(平成19年の11月)に合格し、その5ヶ月後に会計士短答合格して、簿記レベルは私と同等まできました。


いや、教える能力は私が上としても、I君は現役なので問題を解くスピードは私を抜いたでしょう。


平成19年の8月論文式本試験終了後、弊塾に顔を出しに来るそうなのでお楽しみに!


ちゃんと合格報告の連絡が出来るかわいい奴です。


いかがでしたか?I君は特別な事は何もしていません。いたって普通の人間です。


しかし、「誰にでも出来る事を、誰よりもやった」だけです。



I君、論文式もやっつけて、人生180度変えろ!







以上が、平成20年の8月前当時のI君のエピソードです。弊塾で当時の塾生に奮起して貰うために伝えた文章をそのままイニシャル・トークにしただけです。



その1年後、I君は、本当に論文式もやっつけて、晴れて20歳で公認会計士論文式全科目合格者となったのです。見事、人生180度変えました。


今は、弊塾で、新試験制度における公認会計士試験のアドバイザーをしています。


I君のエピソードの続編も予定しておりますので、お楽しみに!