マイケル・ムーア監督がブッシュを叩きまくっている話題のドキュメンタリー。この人ほんとにタイミングが上手いと思う、いろんな意味で。
 大統領選挙の際のズルについては、去年の年末に見たオムニバス映画 『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』の中の、スパイク・リー監督の『ゴアVSブッシュ』で見ていた(これは政治ネタとはいえども「NHK週刊こどもニュース」並みに素人にも分かりやすい(笑)内容に仕立ててあった)けど。それを更に追求して、その後のテロからイラク攻撃まで、ノンポリな私にも「は~、そうなのね」と思わせるようなエンターテインメントに仕上げてあるのはスゴイと思いました。まぁ、これを全く鵜呑みにしてもイカンのやろうけどね。いろんなことを知ろうとするきっかけにはなる映画だと思う。9.11の惨劇は音だけでも胸が痛くなるようでした。そして、その後のイラク攻撃....ロックをがんがんかけながら(「無線にCD繋げているとヘルメットをかぶっていても音楽が聴けるんだ」と、無邪気に言う若者)戦車で街を走って人を殺すって一体ナニ?!....と思いました。
 映画の公式HPにリンクはろうと思ったら、そのサイトは許可だの何だのとウルサイ規則があるみたいなので、興味がある方は検索してください。
 代わりにマイケル・ムーアの日本版公式ウェブサイトをリンクしておきます。なんとマイクのブログも読めます。なかなか面白い(というのも語弊があるかな)内容ですよ。

 映画とは全然関係ないのだけど。この日、水曜レディスデーというのを差し引いても、映画館かなりお客さん多かったです。やっぱ話題作だものね。すごく混然とした客層でした。シネコンで見たんですが、全席指定で、私の右隣は今どきのギャル~って感じで、お菓子ぼりぼり食べながら見ていて途中から爆睡してました。左隣のおじさんは、隣に座ったときからもうかなりヤニ臭くて参りました。かなり劣悪な環境での2時間近く。これで映画が面白くなかったら、怒るでホンマ!って感じですが、見応えある映画だったので、結果オーライです。