先日はドイツワインの輸入元ヘレンベルガーホーフの春のハウスメッセ(試飲会)&セミナーに参加しました。10:30より茨木市で先ずはセミナーです。
マルターディンガー ビーネンベルク シュペートブルグンダー レゼルヴァ Malterfinger Bienenberg Spatburgunder R
今年で30周年を迎えるドイツの名生産者、ワイングート フーバーのワインです。フーバーは言わずと知れた冷涼産地の赤ワインのパイオニアです。マルターディンガー ビーネンベルクの3区画の畑のピノノワールをブレンドして造られた、ヴィンテージ違いの4種類を試飲しました。
右から2010、09、08、07年と垂直試飲のはじまりです。真ん中で色が紫がかった赤と赤レンガ色に分かれているのは、熟成と思いましたが、ぶどう配合の違いが大きな要因でした。
小粒のクローンの配合が多いのが右2つで、やや小粒のクローンの配合がメインなのが左2つです。果皮に対する果肉(汁)の割合は大事だという事に納得しました。
フーバーは15haのぶどう畑を所有し、樹齢は25〜60年です。収穫は9月末〜10月頭にかけて行われるそうです。4種類の中では結実不良だった2010年がダントツで素晴らしく、果実味に溢れ、高いぶどうのポテンシャルが感じられました。将来が楽しみです。
晴天に恵まれて温暖であった2009年も同様に長期熟成が可能な優良ヴィンテージです。雨が少なかったのでボリュームがあり、熱を感じます。
2008年は冷涼で多雨が腐敗をもたらせた年だったので、酸ののりは抜群ですが難しい年とされています。個人的には2010年の次に好みの味でした。
2007年は暑くて温暖な年でした。余りの暑さに、ひと月も早く5月に開花をしてしまった程です。酸ののりが悪いのですが、収穫時期に雨が降らなかったのは幸いでした。
比べると面白いですね。
ワインも素晴らしいものでしたが、ヘレンベルガーホーフの社長自身が蔵元で3年間体験したお話を混ぜてのセミナーの内容が良かったです。話術もあり、スライドで沢山の写真もあり、フーバーは訪れた事もお会いした事もない生産者ですが、人となりまで想像ができました。
また、ヘレンベルガーホーフは生産者と親族のようなお付き合いをされています。ワインの輸入はビジネスではありますが、そういった垣根を越えて、人間同士のお付き合いを大切にされている姿に感銘を受けました。
2代目社長にご挨拶を済ませ、試飲会場である倉庫に向かいます。住宅街にあるマンションの1Fが倉庫になっていました。365wineの5〜6倍の広さの倉庫には所狭しとワインが積まれ、パレットが2段重ねになっているところもありました。
ひと通り試飲を済ませたのち、外のテント内ブースで有料のキュヴェを試します。
グランクリュの中で最も冷涼な畑、ボンバッハ ゾンマーハルデ2009、急斜面のヘックリンガー シュロスベルク2012、小区画のヴィルデンシュタイン2006。いわゆる畑違いです。
ヴィルデンシュタインは小売価格で32,400円と高級なクラスで,フーバーのプレステージです。
グリーンのステムが可愛いドイツのワイングラス。しかし、この形のグラスでワインを飲んでも美味しくはありません。
ヒュージョンソンのポケットワインブックはおすすめだそうです。スロヴェニアワインについてもも記載がありました。
たまには他社のセミナーや試飲会に参加する事も良い機会でして、何よりも様々な勉強になります。企画側の観点からは、セミナーの進行方法や伝え方、内容の順番など参考にできる部分が沢山ありました。誰しも憧れは真似る事から始まります。3将軍で表すと「鳴かぬなら真似てみよう(盗んでしまえ)ホトトギス」です。盗人戦略。良いところは頂きます!というイメージです。少しは伝わりましたか。笑
在庫一掃SALEを現在実施しておりまして、そのワインのご紹介です。バレンシアの太陽の下で、80年の歴史を重ねた古木から造られました。9年ヴィンテージのワインは今がちょうど飲み頃です。残数が3ケースとなりました。次回の入荷はございません。間もなく売切れになるかと思います。お早めにどうぞ!
ワイン名:エクリプス2008
品種:カベルネソーヴィニョン50%、テンプラニーリョ50%
産地:スペイン
造り手:ラドロン ド リュナス
タイプ:フルボディ赤
価格:4,500円→2,900円(在庫一掃SALE)
完熟プルーン香、タンニンも酸も落ち着きを見せ、全体的に丸みを帯びてきました。長く続く余韻も魅力的です。合わせるメニューはビーフ料理全般です。シチュー、赤ワイン煮込み、ローストビーフ、ヒレステーキ、焼肉。特に赤身のお肉との相性は抜群です。エクリプスの意味はスペイン語で月食です。是非、月夜にお楽しみ下さい。
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365wineとは・・・・・
《スロヴェニアワインの輸入元 365wine》
ANAの元CAがワインが好き過ぎて輸入会社を設立しました。社名には、デイリーの食卓からかしこまった記念日まで、ワインを身近に感じて、楽しんで頂きたいという想いを込めました。現地の造り手と日本のワインラヴァ―を繋ぎます。ワインを通して、貴方とその大切な方の毎日を笑顔にする事を目指します。
《産地直送の自然派ワイン》
ワイン選びは私自らが、現地に足を運び行っています。造り手と畑やカーヴで時間を共にする事で、「この人のワインを、沢山の人に飲んでもらいたい」と感じたものだけを厳選しています。造り手の元で大切にされているワインは状態もよく、それらを損ねないように細心の注意を図り、輸入時期や運び手を選び、自社倉庫での保管、運搬にも気を使い、高品質な状態を保っています。ワインは人が造り、人が運び、人が販売し、最終的に飲むのも人です。オーガニック農法やビオディナミ農法を取り入れた自然なワイン、「工場で造られたワイン」ではなく、「畑で造られたワイン」をお届けします。造り手の顔が見える安心安全なワインです。