そう遠くはない

先月オープンしたばかりのルコントワの姉妹店、ベニエに行って来ました。フレンチ串揚げでワインに拘ったお店です。

アミューズの菊芋のスープ。

菊芋はインシュリンがたっぷりですね。トリュフがオンしているので香りも良いです。

ブリのスモーク大根サラダ。

冷菜です。スモークが閉じ込められて提供されました。蓋をオープンすると煙が広がります。

写真にはございませんが、お口直しのハーブサラダも頂きます。

オマール海老エストラゴンソース。

海老のぷりぷり感、衣のふわふわ感、カダイフのパリパリ感、ピンクのフレーク状になった海老の殻のボリボリ感が面白い、4拍子揃った触感です。この後に出されるお料理にも期待が持てる一品でした。

ワインはトウーレーヌのRaphaël Midoirソーヴィニョンブラン。

菜の花と帆立のムース泡ソースコキヤージュ。

ムースの舌触りがふんわり。泡にバターの風味があるのでフレンチテイストです。

生ハムを巻いた安納芋ドライトマトソース。

甘じょっぱいので女性ウケの良い一品ですね。

ブランダードパセリソース。

ソーヴィニョンブランのグリーンさともよく合います。

Kientzlerのアルザスリースリング2014。

オープン直後は僅かな還元と固さで飲みにくかったのですが、時間の経過と共に、石油香などのリースリングらしさが開花しました。

甘鯛ウロコ焼きかぶらソース。

串に刺さっていますが、もはや技ありのフレンチです。甘鯛の鱗がパリッと香ばしく、シソの花がアクセントとして、かぶらのソースを含めた全体をまとめます。シソの花は小粒ですが無くてはならない存在です。ブラボー！！！！

里芋とコンソメ。

ねっとりとコクのある里芋がお出汁に浸かっているイメージです。コンソメがフレンチ感を演出しており、優しい味わいです。

原木しいたけと豚ミンチ肉詰め。

椎茸の良い香り。ワインはスペインのオレンジワインにシフトします。

パンパネオのアイレン2014。

アイレンは作付け面積No.1の品種です。特徴のない品種ですが、スキンコンタクトを長くして好気的環境に置くことにより、ワインは酸化のニュアンスを伴います。

酢酸菌による酢酸エチルが豊富なのでの、ボンドや除光液のようなツンツンした刺激が、大野の好みです。このキュヴェは後2年ほど置くともっと落ち着きが増して、良くなっていると思います。

ロッシーニ(だったと思います)

和牛ヒレ肉にフレンチ定番のフォアグラとトリュフ(確か)ビネガー。ソースの酸味がワインともマッチングです。

白子キャベツ包み。

ふわふわの冬の風物詩である白子もそろそろ食べ納めですかね。

牡蠣ベーコン巻き。

お弁当やおつまみにしばし登場する牡蠣ベーコンをフリットにしてしまいました。いけてます。ワインが進みます。

シメはミネストローネ風リゾーニエビオイルです。お米サイズの極小パスタが入ったスープパスタです。海老の香りが漂います。アメブロでは写真掲載可能数が、15枚までなのでこれ以上は画像が載せられません。謝。

デザートは胡麻のブランマンジェとサツマイモのアイスクリームとハーブティを頂きました。ビール1杯とワイン4杯も頂き大満足でした。

ベニエは串揚げなのにフレンチという今までなかった新しいスタイルのお店です。メニューはコース1種類のみです。ワインとのマリアージュセットもあります。このお店がミシュラン☆を取る日もそう遠くはないと感じたのであります。

365wineのスロヴェニアのオレンジワインがグラスワインにオンリストされる日もそう遠くない事を願います。メニューが変わった頃にまた訪れたいと思いました。

フレンチ串揚げ BEIGNET

大阪市北区芝田2-5-6

06-6292-2626

365wine

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