ちょっと長くなりそうだったので、その2です。
そんなこんなで、真海と玲海の子どもを望むことになりました。
あ、言っておくと。
まうれあに無事に子どもが産まれたら、その子犬は基本私たちが育てるつもりです。
真海も玲海も、ワンコのお母さんは3頭ずつ産んでるので
真海ちゃんも多く産んだとしてもそれくらいではないかと獣医さんもおっしゃっていました。
なんせ、小さいので。
それから私のお友だちには柴仲間さんたちがいるのでもし希望の方がいらっしゃったら1頭くらいはお譲りするかもしれません。
いなかったらもちろん私たちで育てますが。
そして、もし障害のある子が産まれたとしても私たちで頑張って育てようと覚悟しています。
旦那さんにも確認済みです。
元々私は、もし保護犬を迎えるならば老犬や障害のある子を優先して引き取ろうと思っていました。
実際に下半身不随の車イスの柴ちゃんを引き取りたくてコンタクトをとったこともありました。
(いろいろあってお迎えできませんでしたが)
ということで、避妊手術をしないまま、真海ちゃんは3月3日あたりにヒートを迎えました(私が確認できたのがその日)。
その数週間前から玲海くんが真海ちゃんのオシッコなどを気にしていたのでそろそろかな〜と思っていました。
それから玲海くんのお散歩でのマーキングが多くなり
しばらくすると家の中でもするように。
真海ちゃんの出血はどんどん多くなり、1日のうち数時間はオムツを履くことになりました。
オムツはとても嫌がり、つけるとスネて寝てばかりになります。
ゴハンは食べてくれるけど、玲海とも遊ばずソファで恨めしそうな顔で私たちのお腹に乗って来たりして寝てばかりでした。
玲海くんのマウンティングは日に日に頻繁になり、真海ちゃんのベッドを引っ張り出してはカクカクしていました。
しかし始めはある程度そうしたらあとは眠くなったら落ち着いて真海ちゃんが居ても寝ていました。
出血が始まってから10日ほど経ったので、一般的に妊娠可能期間かと思われ、玲海くんは旦那さんの会社に一緒に連れて行くことになりました。
幸い、旦那さんの会社の事務所は親戚ばかりなので事情を説明し、ケージに入れて置いてもらうことに。
しかし普段フリーにしている玲海くん、ケージに入れっぱなしはつらいので
旦那さんの休憩時間は全て玲海くんのお散歩に当てられることに。
それでもクンとも泣かず、お利口さんにネンネしているそうです。
仕事が終わって帰宅すると、真海ちゃんと2匹でお散歩に。
この時は楽しそうにじゃれあったりニオイを嗅ぎあったりしながらお散歩です。
でも家に帰るとマウンティングが始まるので真海ちゃんにはオムツ、玲海くんにはマナーベルトをつけてもらいます。
するとわりと落ち着いてくれました。
そんな日が1週間ほど続いたでしょうか。
真海ちゃんの出血がやっと少しだけ減ったかな?
色も薄くなったかな?と思ったその日。
会社から帰ってきた玲海くんの様子がおかしい。
ずーーーーっとベッドなどにカクカク、ハアハア、クンクン泣きます。
あまりにもマウンティングもひどいので仕方なく2階のケージに入ってもらうことに。
ほんの少し落ち着いたものの、ずっとクンクン泣いて、ケージから出すと真海ちゃんのところへ行こうとしてドアをガリガリ…。
玲海くんは普段、ほんとに泣きません。
強いて言えば玲海くんたちのゴハンの用意をしている時に待ちきれなくて泣いてしまうくらいです。
その子が、キュンキュン、クンクン、ずっと泣いているんです。
少しでもストレス発散になればと、旦那さんは夜遅くにもお散歩に行きました。
これはいよいよ、発情期のピークが来たんだなとわかりました。
そんな矢先、旦那さんが仕事で会社をかなり空けるので玲海くんを家に置いていかなければいけなくなりました。
その日の朝、玲海くんをお散歩に連れて行くために玄関に下ろすとキュンキュン泣きながらリビングのドアを狂ったようにガシャガシャしました…。
真海も一緒に泣きます。
大雨の中、お散歩に連れ出したのですが
玲海は心ここに在らずという感じでフラフラと歩き、ウンもしてないのに家に帰ろう帰ろうとしました。
雨だし引っ張っても戻ってしまうので仕方なく帰って来たけど、ずぶ濡れの身体や足を拭く間もリビングドアをガシャガシャやって泣いていました。
帰って来たけどリビングに入れるわけにはいかないので、とりあえず2階のケージに戻し、真海ちゃんの散歩へ。
真海ちゃんを連れて帰って玄関で足を拭いていると2階からキャンキャンクンクン泣く声が…。
前日に片付けておいた客室に玲海をうつし、ごはんをあげてしばらくフリーにしてあげようと置いていったのですが、ドアの横の壁をガリガリとやられてしまって、このままでは壁紙が破れる〜!と、またまたケージに戻すことに…、、
私はその間も洗濯や他の用事で玲海くんを見にいけずでしたが、1人で泣いていたんだろうなと思うと胸が痛みました。
その日は運悪く大雨だったので気晴らしに庭などに出すこともできず、ずうっとケージと客室を行ったり来たり。
客室ではボール遊びなどしましたがへんに興奮してあまり遊びにならないのです。
置いてある毛布やマットを抱えてひたすらカクカクして呼吸困難になるんじゃないかというくらいハアハア言って、見ててほんとに可哀想でした。
夕方にやっと雨が上がったので玲海くんをお散歩でたくさん歩かせてあげようと出かけたのですが、やはり心ここに在らず状態で、すぐに家に帰ろうとしました。
途中でやっとウンをしてくれたのですが、なんと下痢…。
これまでどれだけ拾い食いをしてもケロッとしていた玲海くんが。
これはストレス性のものなんじゃないか…。
ここで私の中で何かがプチンと切れ、家に帰って号泣してしまいました。
真海ちゃんにも玲海くんにも何度も何度も「ごめんね、ごめんね」と謝りました。
私たちが子どもを望まなければこんなストレスをかけることもなかったのに…!
結局、その日の晩から玲海くんは旦那さんと一緒にしばらく旦那さんの実家へ泊まることになりました。
着いてからしばらくは落ち着きませんでしたが
夜には落ち着いて、やっと寝てくれたそうです。
しかし…実家には攻撃性の強いオスのワンコがいて、フリーにしてあげることができません。
唯一、旦那さんの部屋のみです。
そして日中は会社でケージに入れられています。
玲海くんには多大なストレスをかけてしまっています。
また、真海ちゃんも、いつもちょっかいをかけてはケンカして遊んでいた玲海くんが居なくなり、オモチャでもあまり遊ばなくなりました。
私の後をチョコチョコと付いて回りますし、
ソファで「つまんないな…」という感じで伏せていることが多いです。
お散歩から帰ると玲海がいるのではと喜んで部屋に入るけど居ないので、あれっ?という顔をしています。
こんないろんなことを見ていてほんとに私は辛く、申し訳なく、ずっと泣いています。
ほんとに泣きたいのはまうれあの方なんですけれど…。
またまた長くなったのでその3に続きます。