ケタ違いのディープ | ミスプロの海外競馬

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結果だけを見たら、ディープインパクトの圧勝、しかも3:13.4のレコードで。
でもでも、違うんですよね。 あの強さはそんな結果の数値だけで語れるものじゃありませんね。

 

予定通り?の出遅れ。 まあ、その分折り合いがついたようでした。 そのままガマンの1周目。 ところが、向う正面に入ってペースアップ(どうも、全体のペースが落ちたようで、結果的に駆け上がったように見えたようですね)。 3コーナー前で先頭に追いつき、そのまま先頭に立ってしまうと言う、まさに、常識破りです。 そして、そのまま逃げての入線。 記録の上がり3ハロンの33.5秒は、ディープ自身が走った時計ですよ。
どのシーンを見ても、全く不安を感じさせないのが、ディープ。 こんなにスゴイ馬は、やっぱりラムタラかパントルセレブル以来じゃないでしょうか。 
2着のリンカーンもレコードで走り切ったのですが、やっぱり脇役なんですね。 残念~。
3着のストラタジェムも、鞍上のボスの名騎乗を誉めてあげたいですね。
とにかく、今日の天皇賞は、今後の日本競馬を語る上で外せない、伝説のレースになった1戦と考えていいでしょう。 それくらい、スゴイレースでした。

 

いよいよ、ディープの海外挑戦でしょうねえ。
個人的には、キングジョージと凱旋門賞挑戦と、名馬の王道を行って欲しいですねえ。
ローテーションを考えて、アーリントンミリオンあたりも候補に入れたいところです。

 
ボス騎手も、ディープならメルボルンカップを勝てるとコメントしていますし、イギリスのスポーティングライフやレーシングポストのサイトでも天皇賞をレポートしています。 
とりあえず、内容を転記します。 かなり簡単な英語なので、原文のまま載せます。

 
DEEP MAKES HUGE IMPACT

by Nick Robson, PA Sport

Japanese superstar Deep Impact strolled to a four length victory in the Grade One Tenno Sho on Sunday morning.

The four-year-old has only tasted defeat once in ten starts with four victories coming at the highest level.
After being settled in mid-division by Yutake Take in the two mile contest he eased into the lead with three furlongs to run and never looked in any danger.

The only horse to have beaten Deep Impact is Heart's Cry who was last seen beating Collier Hill in the Dubai Sheema Classic in March.