お正月料理は何も作らなかったから、せめて七草粥くらいは作って季節感を出そう、と思い、作ってみました。
中華風七草粥。
私はせりなんかの香りのする葉っぱも大好きだけど、うちの主人はまったくだめ。
しかも、七草セットを八百屋さんで買ってから、去年七草粥で喧嘩をしたことを思い出し…。
去年の1月7日、嫌がる主人に、「一年の健康を願って食べるものなんだから、少しでいいから食べなよー!」と無理矢理食べさせ、案の定すぐにギブアップ。
思えばそれはうちのママさんが作った、せりがたんまりと入った薬膳粥のような風味だったのです。
機嫌が悪くなった主人と、さらに機嫌が悪くなった私…
あぁ、今となれば懐かしや。
というわけで、主人が食べやすい味付けにしようと、邪道だけど中華風にしました。
ほたての水煮もたっぷりいれて、まったくの別物に仕上がりました。
無言で食べていたので、きっとおいしかったのでしょう。
今年一年も健康で頑張ってね。
今考えると、一年前はちょっとでも嫌いなものにはまったく箸をつけずに、機嫌を悪くしていた主人。
それを見て、腹を立てていた私。
今では私が主人の嫌いなものを把握したというのもあるけれど、食べやすい方法で出せば、主人も何でも食べようと試みるようになりました。
食べれないときも、それなりに気を使った言い方をしてくれるようになり、私は残されたものを平気で自分で食べてしまうようになりました(笑)
そしてもっとも大きな主人の変化は、私の料理が一番おいしいとまで言える男になったことです。
言わせるだけの私の圧力。
言えるだけの主人の気づかい。
この天秤バランスで、今日もおいしい料理を作ろうと、私は頑張るのであります(笑)