若年者への低線量CT検査、発がんリスク増大/BMJ
CT検査を受けた若年者における発がんの原因のほとんどは
検査による放射線被曝である可能性が、オーストラリア・メルボルン大学の
John D Mathews氏らの調査で示された。
1980年代以降、CT検査の施行率は実質的に上昇している。
高線量の電離放射線被曝は発がんの原因となることが知られているが
低線量のCTスキャン(1臓器当たり5~50mGy)の発がんリスクは不明である。
最近、英国でCT検査を受けた18万人の若年者の検討で、線量の増加に
伴って白血病や脳腫瘍のリスクが増大することが示されていた。
ソース
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/35058
2013/06/08 講演 西尾正道氏(北海道がんセンター 名誉院長)
「放射線の健康障害の真実」
33分22秒ぐらいにでてきている論文を書き起こし
「
若年者への低線量CT検査 発がんリスク増大
発がんの比率 24%上昇
検査年齢が若いほど高いリスク
オーストラリア・メルボルン大学のJohn D Mathews氏らのが、
低線量のCTスキャン(1臓器当たり5~50mGy)の発がんリスクを調査
英国でCT検査を受けた18万人の若年者を検討。線量の増加に伴って
白血病や脳腫瘍のリスクが増大。6万674件の発がんが同定され
そのうち3,150件がCT検査を受けたコホート(68万211人)に属していた。
CT検査後の平均追跡期間は9.5年だった。
CT検査を受けたコホートにおける過剰な発がん数は608件(脳腫瘍147件
他の固形がん356件、白血病または骨髄異形成症48件
他のリンパ系腫瘍57件)で、2007年12月31日現在、すべてのがんを
合わせた過剰発現率(EIR)の絶対値は、10万人年当たり9.38であった。
1回の検査当たりの実効線量は4.5mSvだった。
」
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