避難区域の11年度健診 肥満、高血圧増える 一部子ども、運動不足やストレスか
原発事故で避難区域に指定された13市町村の住民を対象とした県の11年度の
健康診査で、震災前よりも一部の子どもで、肥満や高血圧などの割合が増加した
ことが分かった。避難生活による運動量の減少や精神的ストレスなどが要因と
推測され、県は今後も継続的に健診し、疾病の早期発見・治療に
活用していく方針だ。
健診は県民健康管理調査の一環で、委託先の県立医大がまとめた。
健診方法が異なるため単純比較はできないという。
被災者は全国に避難しているため、県内外の医療機関で実施し
受診者は、15歳以下1万7951人(受診率64・8%)と
16歳以上5万6607人(同31・0%)。
子どもの分析では、南相馬市と飯舘村が08~10年度に実施した
小学4年と中学1年の健診を基に、11年度の受診者の中から抽出した
ほぼ同一集団と比較した。中学1年男子の平均身長は
前年度比0・1センチ減の153・1センチ。
一方、平均体重は同2・1キロ増の47・4キロで、60キロ以上の
割合は同7・3ポイント増の16・0%となった。
また小学4年男女と中学1年男子で、血圧が高めとされる拡張期血圧
(最低血圧)が90ミリメートル水銀柱(mmHg)以上が
08~10年度は「該当なし」だったが、11年度はそれぞれ
約1~2%を占めた。同医大は昨年9月、11年度の健診を受けた
40歳以上について、同様の比較分析を公表。肥満度指標のBMIで
「肥満」に分類される男性の割合が、08~10年度の30%前後から
11年度の41・9%に増加。
また、糖尿病などの疑いがある耐糖能障害を示唆する空腹時血糖値
1デシリットル当たり110ミリグラム以上の男性は、08~10年度の
20%前後から11年度には28・2%に増えたとの結果だった。【蓬田正志】
ソース
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130215ddlk07040021000c.html
福島県が発表した平成23・24年度県民健康管理調査の資料転載(4ページ)
「
震災およびそれに伴う避難等の健康に及ぼす影響を推察するため
参考として、小児については震災前の平成20~22年度の生活習慣病
健診と震災後の平成23年度県民健康管理調査「小児健康診査」の結果を
成人については震災前の平成 20~22 年度に行われた特定健康診査及び
後期高齢者健康診査の結果と震災後の平成 23 年度県民健康管理調査「健康診
査」の結果を比較した。
その結果、平成 20~22 年度に比較して平成 23 年度において
小児の一部においては肥満、高血圧、脂質代謝異常の割合が高い傾向
」
ソース
平成23・24年度県民健康管理調査「健康診断」の実施状況について
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250213siryou3.pdf
「県民健康管理調査」検討委員会について
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24809#10kentouiinkai
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