ジャーナリスト 青沼陽一郎
「目の障害は、86年の事故当時には全く見られなかったが、
09年には被爆者の99.4%の人間に見られたとウクライナ国立放射線医学研究センターが公表している」
チェルノブイリ事故後の低線量被爆によって、心臓疾患と目の障害が増加する。
これは、現地の専門家が口を揃えて指摘するのが心臓や目の障害である。
ウクライナでは心臓疾患で急死する原発作業員が珍しくない。
心臓の血管の内側が放射線の影響で廃れ、ささくれて剥げることで、
そこに血小板がたまり、心筋梗塞等の心臓血管疾患が多発する。
目の疾患は、放射線によって、水晶体の後側表面に影響がでで、視覚障害につながる。
「放射線白内障」と呼ばれる症状だ。
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