前回は
ダイヤフラムタイプのショック
解説させて頂きましたが
エアレーションの作り方も知りたいよね
という声を頂きましたので
いろいろ考えてみました
エアレーションショック
ダイヤフラムのようにエア室を持たず
オイルとエアが混ざり合ってます
ヨコモ製のショックとしては
ポピュラーだった形式
ダイヤフラムに比べると
ちょっと難しい部分もありますが
性能的には
メリットもたくさんあるのです
以前にも書きましたが
反発力を調整することで
様々な特性に変化
グリップの良い路面では
反発力を強めてロールを抑え
グリップの悪い路面では
負圧を利用してグリップ感向上
エアとオイルが混ざると
細かい振動にも敏感に反応し
ギャップ走破性も向上します
さて
作り方
材料は
D-093
ドリパケベーシック用
グレードアップコンバージョン
http://www.teamyokomo.com/jpn/partslist/d/parts_d_093.html
取り付けビスなども付いてますが
ダンパー単体で買うよりお買い得
アルミダンパー持ってる人は
YS-8Y
ショックエンドキャップ×2
http://www.teamyokomo.com/jpn/partslist/ys/parts_ys_8y.html
お好みのシリコンオイルもご用意ください
まずはピストンとシャフトを組み立て
シリンダーにオイルが入れられる状態にし
一杯までシリコンオイル注入
ピストンを上下させて気泡を抜き
さらにシリンダーにはこんもりするぐらい
オイル継ぎ足します
キャップにはネジを仮止めし
キャップにもオイル少々
このオイルをこぼさないように
素早くキャップをかぶせます
中をオイルで満たすイメージ
ある程度キャップを締め込んだら
キャップのネジを外し
中の空気が出るように
オイルも出てくるかも
キャップをきっちり締め込み
更にダンパーシャフトを縮めて
余分なオイルをキャップ穴から出し
縮めた状態のままネジで塞げば
負圧ダンパー
シャフト伸ばしてから塞げば
キャップ内にエアが入り
1気圧のダンパーになります
もちろん
負圧ダンパーも
ビスを締め込んだ状態でも
シャフトを伸ばせば
Oリングの隙間からエアが入りますが
加圧よりもエア量が少なく
伸びた状態から縮まろうと
力が働きます
更にシリンダー内のオイル量で
いろいろ手を加えられます
キャップをかぶせてネジを外し
シャフトを縮めてオイルを抜く際
シャフトを完全に押し込まずに
若干オイル量が多めになるように残し
その状態からシャフトを伸ばし
キャップのネジを締めます
こうするとある程度までダンパーが縮むと
そこから縮みにくくなりボトムストップ
どうしてもロールを抑えたいときは有効
さらにさらに
キャップのネジを締める前に
キャップ自体を
半回転とか1回転緩めておく
1気圧と同じようにオイルを抜き
キャップのネジを締めて
キャップ自体を締め込むと
中のエアが圧縮された状態
加圧ダンパーの出来上がり
後半の作り方は
なかなか揃えるのが難しいですが
オイルの量とエアの圧力を考えると
いろいろ作れます
読むだけだとイメージ掴みにくいかな
ま
いちおうノウハウとして覚えておくと
いいかもね