$★試写会中毒★-11.04.14ブルーバレンタイン
満 足 度:★★★★★★★★☆☆
   (★×10=満点)
   松竹試写室 にて鑑賞
   2011/04/23公開



監  督:デレク・シアンフランス
キャスト:ライアン・ゴズリング
      ミシェル・ウィリアムズ
      フェイス・ワディッカ
      マイク・ヴォーゲル 、他


■内容■

 ディーン(ライアン・ゴズリング)と
シンディ(ミシェル・ウィリアムズ)の夫婦は、
娘のフランキー(フェイス・ウラディカ)との3人暮らし。
長年の勉強の末、
資格を取って病院で忙しく働く妻・シンディに対し、
夫・ディーンの仕事は芳しくない。
お互い相手に対し不満を抱えているが、
口に出せば平和な生活が壊れてしまうことも知っている。

 出会った頃の二人は若く、夢があった。
お互いに相手に夢中で毎日が輝いていた幸せな日々…。
そんな二人の過去と現在が交錯しながら、
愛の終わりと誕生が重なり合う……。
             (ブルーバレンタイン - goo 映画より)


■感想■

 恋のはじまりと、愛の終わり、きつかった。。。
現在と過去を交互に見せながらの展開は、
二人の関係や、お互いの態度など、
不自然だった部分が徐々に繋がっていくので
面白かったです。

 私は同じ女同士、
シンディに感情移入するかも、と予測していましたが
実はそうでもなかったです。
現実的な反面、軽々しい一面もあったりして
あまり好きにはなれないタイプだったなぁ。。。
散々トラブった元彼と再会した時の態度、
まず考えられないですよ。

 かといって、
ディーンも何だかなぁ… な夫なんですけどね。
朝からお酒飲んで、仕事始めるって、
どう考えても働き者には見えないし
もし自分の夫だったら嫌だわ。
男って、優しいだけじゃダメなんですよ。
これって女のワガママなのでしょうかね~。

 ただ、恋のはじまる時の
全てがバラ色に見えるような気持ちは理解できたし
努力しているのにすれ違う夫婦の姿は
とてもリアルだと感じました。
シンディがホテルにディーンを置きざりにして
車で仕事に向うシーン、
普通、起こすだろ!! と思いますが
もう普通じゃなくなってる夫婦関係においては
この寒々しく刺々しい態度が妙にシックリきてたよ~。

 あらすじ紹介にもありますが
“出会った頃の二人は若く、夢があった”
そう、そうなんです、子供が幼稚園に通う頃には
んなもん、どっかいっちゃってるんですね~。
大概の人が、そういうもんだと思いますが
恋愛から家族愛に上手く移行できる人達ってのは
例え若かりし頃の夢が今も続いていなくとも
その代わりに家族の歴史や絆を積み重ねて
やっていけるのだと思いました。

 それと今回、やっぱりね!と思ったことは、
自分が凹んでいる時に
大きな決断をするのは危険だということ。。。。
愛されるだけじゃダメだし、愛するだけでもダメ。
難しいです。
試写室でのアンケートにもありましたが、
よく、究極の選択ってやつに登場する
●安定した収入だけど忙しくて、家にいない夫
●仕事は不安定だけど優しくて家庭を大切にする夫
どっちがいい?  ってやつ。
シンディの祖父や父は前者。
それが嫌で家庭を大切にしてくれそうなディーンを選んだけど
シンディは上手くやっていけなかった。
結局、どういうタイプの夫だとしても
お互いに愛がないとダメなんだ、ということなんだと思いました。
観終わって、色々考えちゃったな。。。。


人気ブログランキング   
にほんブログ村 映画ブログへ
記事が気に入ったら↑ポチッとよろしくお願いいたしますm(_ _ )m